映画「ペット 檻の中の乙女」感想とネタバレ まさかお前が!?
ここでは映画「ペット 檻の中の乙女」をストーリーや魅力を紹介しています。
注意!この「ペット」ではないです!
PET
檻の中の乙女
ストーリー
野良犬を保護している施設で働いている冴えない主人公。
毎日面白くない街をバスで行ったり来たり。
時給は安いが、犬としっかりと接していて信頼もされている。
ある日、バスに乗って帰っていると知っている顔の乙女が乗っていた。
ウエイトレスの格好で何かをノートに書いている。
主人公は勢いにまかせて話しかけてみる。
「やあ!覚えてる?同じ高校だったんだよ!」
「同じクラス?ごめんさない、覚えていないわ」
「まーいいよ、君は作家なの?すごいね!」
「そうなの、バレないようにウエイトレスの格好をしているの、じゃ降りるわ」
「そうか、うん、じゃーまた」
この乙女に心を奪われた主人公はネットやSNSを使って乙女をサイバーストーキング。
好き嫌いや勤務先、彼氏がいるかどうかなどを調べる。
なんとか乙女を振り向かせたい主人公は勤務先のレストランを突撃。
「やぁ、覚えてる?バスのときの。作家じゃなかったんだね。」
「ごめんなさい、覚えてないわ」
「そうか、今度コンサートに行かない?チケットが2枚あるんだよ。」
「ごめんなさい、彼氏と予定があるの」
「嘘だね。」
「はぁ?」
「君に彼氏はいない。」
「はいはい、またお越しください」
その後仕事を終わった乙女はそわそわしながら帰宅。
ストーカーがいないかなとカーテンからチラチラ。
「どうしたの?」
同居人の友人に経緯を話す。
「元彼とより戻しちゃいなさいよ」
などなど、2人でお酒を飲んで過ごす。
実はストーキングしていた主人公…
自宅を把握。
主人公はその後、バラの花束を乙女の職場に送る「僕のものになって」とカードを付けて。
その花束を元彼からだと勘違いした乙女は元彼の勤務先のバーへ。
「こう言うのはやめて」
「なんの話だ?」
そこにもストーキングしてきた主人公。
タバコを吸いに外に出た乙女にまた話しかける。
「ついてこないでよ!ストーカー!」
「違うよ話しかけたいだけだよ…」
「離して!助けて元彼!」
そして主人公はマッチョな元彼にボコボコにされる。
その騒ぎのドサクサで乙女のノートが落ちてるのを見つける。
持って帰って、読む。
読む。
読む。
職場にあった使ってない地下室。
檻の中の犬達。
主人公は作戦を実行する。
まずは檻を作る。
そして、職場にある動物用の睡眠薬を自分で実験。
そして、乙女をストーキング。
ストーキング。
ストーキング。
そして乙女の家に窓から入り込み、寝ている乙女に注射!
ダンボールに入れて主人公の職場の地下室に監禁。
目覚める乙女。
檻の中の乙女と主人公の関係がスタート。
「君を救ってあげるよ。
君は仮面をつけているんだ。
そうしなくてもいいようにしてあげる。」
食べ物を持ってきてトイレの世話もする。
乙女は泣いてみたり、お願いしてみたり。
そして
「私が死んだらあなたはお終いよ
明日くるまでに死んだらどうする?」
と言って檻に頭をぶつけ始める。
強く。
強く。
乙女といないはずの友人の会話
「さーてどうするのかなー」
「黙ってなさいよ」
「彼がもう来なかったら死ぬのよ」
「…うるさいわね」
主人公は乙女に乙女のノートについていろいろ聞いてみる。
数日が過ぎる。
主人公の同僚がいろいろ怪しいと思い始める。
そして地下室を発見。
地下室に檻の中の乙女を発見!
「これはヤバイ!まじでヤバイよ…」
「!!!助けて!」
「わかったよ、今出すから」
そこに帰ってきた主人公。
懐中電灯で頭をどーーん!
小さいナイフで手の平をぐー!
乙女「あのコンクリートを使いな!」
主人公コンクリートで、ゴン!
乙女「まだよ!もう一回」
コンクリートで、ゴン!
ゴン!
ゴン!
その後、警察がやってくる。
完全に証言のおかしい主人公。
主人公ピンチ。
そして乙女にこう言われる。
「あなたの指を頂戴
私のことが好きなんでしょ?
じゃ証拠に指を頂戴」
主人公ナイフで指を切り落とすも、いたーーい!
落としたナイフを乙女がゲット。
自分の首に当てて主人公を脅し、檻を開けさせる。
そして、ナイフで、主人公の、首を、スパ。
血が、どばー。
その後。
乙女は元彼とヨリを戻していた。
「ちょっと出掛けてくる」
乙女は貸し倉庫の扉を開ける。
そこにはあの檻が。
中には…
主人公が。
指は数本ないし、目は白内障になってるし、ボロボロだ。
2人の特別な関係は続く…
ネタバレ
重大なネタバレはここからです。
実は乙女の友人は、死んでます。
なので会話をしていたのは空想で復元した友人です。
元彼と浮気してたのを知り乙女が怒り心頭。
車で一緒の時にスピード出して事故をおこす。
その時、まだ息があった友人をガラスで刺し殺す。
この出来事で殺人に目覚めた乙女。
主人公にストーキングされてると気づかなかった乙女は次々と人を殺していた。
それを見ていた主人公。
だから、主人公は「救ってあげる」と言っていたのだ。
殺人や血に飢えている乙女を、好きだから救いたい主人公。
これがこの映画の構造です。
まとめ
殺人鬼を監禁した変態。
頭脳戦って程でもないですね。
感情移入もしづらく、わりと淡々とストーリーが進んでいく。
乙女の演技はすごい。
設定が面白いってくらい。
緊張感が高まるはずのシーンは盛り上がりに欠ける。
サイコパス乙女もなんとなく薄い。
エロはない。
監禁の変態感はない。
と、全体的には「頑張りましょう」な感じ。
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この記事を書いた人
tetsugakuman
基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。