映画「ドント・ブリーズ2」ネタバレと感想 今回の敵はプロ。

ここでは映画「ドント・ブリーズ2」のあらすじや感想を紹介しています。

今作の爺さんの願望とは・・・

ドント・ブリーズ2

この少女は・・・誰?

2016年公開の前作から5年、続編が公開されてました。

映画の中では8年以上の時が経っています。

どんなストーリーでどんな秘密が隠されているのか、見てみましょう。

※ストーリー説明が長いので映画を見た方は感想の部分へ飛んでください

ストーリー

郊外で燃え盛る家、その近くで倒れる少女。

ー8年後ー

犬から逃げる少女、柵を越え、車の中の銃を手に取る。

すると後ろから盲目の爺さん(以下”爺さん”)が銃を奪い返す。

少女「今回は完璧だったでしょ?」

爺さん「銃は私の手にある、不合格だ。」

少女は犬に向かって「もう少しで追いつかれるところだったよ」と声をかける。

家に帰ると少女は街へ行きたいと言い出す。

しかし、爺さんはそれを許さない。

少女「テストは全部完璧にやったでしょ?お願い。」

爺さん「さっきの実戦は不合格だった」

そこへ同じく元軍人の女性が植物を仕入れに来る。

(老人は観葉植物などを栽培して売っている)

女性「あの子は今日街へは行かないの?」

爺さん「今日は行かない」

女性「”自分は悪いことをした””許しはやってこない”と、思ってるんでしょ。でも、その代償をあの子に払わせないで。」

爺さん「・・・」

これに押されて爺さんは少女を街へ行かせる。

街へ行くものの、友人はいないので1人で公園で過ごす。

女性が迎えに来て帰る時、少女はトイレに入る。

そこに見知らぬ男が入ってくる。

男「おっと、怖がらせちゃったかい?」

少女「私が怖がってるって言った?」

少女はその場を離れ、女性に家に送ってもらう。が、それをじっと見ている男。

少女を送った後、帰り道で道を塞いでいる車があり、クラクションを鳴らしても道を開けてくれない。

女性は車を降りて退けるように伝え、車を移動させるが急に乗り込んできた男に首を絞められ、頭をハンマーで何度も強打され絶命する。

爺さんの飼っている犬が家の周りの異変を感じる。

すると謎の男達(3人)と出くわす。

爺さんは犬に餌を準備するが、前のを食べてないことに気づく。

爺さんが犬を探しに行くとその間に男達は家に侵入。

少女はなんとか地下の避難BOX(頑丈な鉄製の箱)に逃げ込む。

1人の男がその箱に気づき、頑丈すぎて壊せないので空気穴から水を入れて水攻めにする。

その頃、銃で撃たれて死んでいる犬を見つけて爺さんは急いで家に帰る。

1人目の男の鼻と口を接着剤で塞ぎ息ができないようにして、その間に地下室へ移動。

爺さんは地下で相手の男1人とバトルし、最終的に爆発で吹き飛ばす。

爺さんと少女は別の部屋へ逃げるが、男達はボスを呼び追う。

そこでボスはこんなことを言い出す。

ボス「その爺さんが君に言ったことは全て嘘なんだよ。爺さん、いいのかな本当のことを言って。」

怒り狂った爺さんは飛び出してボスを襲うが返り討ちにあってしまう。

爺さんが気絶している時、ボスは少女にこう言った。

ボス「8年前、家が火事にあって私は刑務所に入ったんだ。ずっと自分の娘が気がかりだった。」

そう言いながら帽子をとると少女と同じ場所の髪の毛が白くなっているのを見せる。

ボス「この男はお前を奪って監禁したんだよ。」

少女は連れていかれ、一瞬の隙をついて家に逃げた爺さんを追うために獰猛な犬が放たれた。

屋根裏で犬と爺さんがバトルしているとボスが火炎瓶を投げ込んで家を燃やしてしまう。

相手の1人が犬も死んでしまうと反対したが、ボスは聞かなかった。

燃え盛る家の中から逃げ出した爺さんと犬。

当てのない犬が爺さんに甘えるが「帰れ!」とつっぱねる。

(いや待て、そうか、この犬に帰ってもらえば・・・)

爺さんは犬にリードをつけ「さあ、帰るんだ、帰るんだよ」と言う。

ー一方その頃ー

廃墟のベットで目が覚める少女。

ボスは少女に本当の名前、本当の誕生日、そして母親がまだ生きていると伝える。

母親は車椅子に乗ってかなり具合が悪そうだった。

理由を聞くと火事でいろいろな物を吸い込んでしまい、血が汚れ、心臓はもう長くはもたないらしい。

母「だから、どうしても完璧なドナーが必要だったの。直系親族のドナーが。」

少女は飲んでいたジュースを見ると底には何やら白い粉が・・・。

気をうしなった少女は医療用ベッドに寝かされて、そばには謎の医者が立っていた。

今から心臓移植をするらしいのだが、設備がちゃんとしていないので臓器の鮮度を保つために”生きたまま心臓を取り出す必要がある”と医者は言う。

その時    ガシャーーーーン

全ての電気が消える。

ボス「あの爺さんか!どうやってここへ来たんだ!お前ら、全員行って殺してこい!」

爺さんは初めに1人の男と地下で出会す。

簡単には倒せなかったが、最終的に相手の喉に鈴を押し込んで場所を把握し「これは俺の犬の分だ」といってハンマーで頭をかち割る。

そこへさらに4人の敵が到着。

爺さんは濡れた床で死んだように倒れている。

相手が静かに近づいてくるが、その水の動きで相手の場所を把握した爺さんは一瞬で3人を銃で仕留める。

残った1人(犬が死ぬのを心配した男)が「俺はこの計画に反対なんだ、早く少女を助けにいきな。」と言って爺さんを行かせる。

医者はこの状況に耐えかねて逃げ出すが、逃げた先で爺さんに首を切られて死んでしまう。

さらに、殺虫剤を撒き散らしてボスの視界を奪う。

バトルは続き、さらにボスの銃弾で母が死んでしまう。

最後は爺さんが「俺の見ている世界を見てみろ」と言ってボスの目を親指で潰す。

少女が駆け寄ろうとすると爺さんはそれを止める。

爺さん「あの男が言ったことは全て本当だ。俺は父親じゃない。人を殺したし、レイプもしたし、ただの怪物だ。」

すると    ザクーーー!

ボスが工具を爺さんの背中に刺す。

さらに    ザクーーー!

少女がナタをボスの背中に刺す。

ボスも爺さんも死んでしまい、少女は養護施設へ自ら歩いて行く。

端的ネタバレ

爺さんは道で少女を拾い、連れて帰ってしまう。

8年後に強盗に襲われたと思ったら、その強盗のボスは少女の父親で少女を取り返しに来たのだった。

少女は連れていかれると母親と再会するのだが、実は自分が母親の臓器提供のために連れてこられたと知る。

心臓移植をしようとするが爺さんがそれを阻止し、相手は全滅。

爺さんも絶命してしまい、少女は養護施設へ入る。

エンドロール後

爺さんの手が映る。

感想

いやー面白かったですね!

基本的に続編って話が大きくなりすぎて面白くなくなるのですが、そんなことはありませんでした。

画が非常にカッコ良くて「電気をつけると登場する爺さん」「燃える家をバックに絶望する爺さん」とかはポスターにして飾りたいくらいですね。

細かい部分で見ていきましょう。

①前作との関連

実はそこまで関連がないのが今作の良いところ。

前作が最高だったので「続編いらないのでは」と思っていた方も多いと思うが、今作は「続編」と言うより「爺さんのその後の話」なので安心して見ることができると思います。

少女の母親登場シーンは焦らされたので「まさか、前作の主人公か!?」と心配しましたがそんなことはありませんでした。

②構造の面白さ

前作は「地下は爺さんのイカれた頭の中」とリンクしている感じが裏テーマとして描かれています。

爺さんは表向き「娘を失ったかわいそうな老人」だったのが本音は「女を監禁して妊娠させ、娘を新たに作ろうとしていた」と言う胸糞設定でした。

それが地上の家(ボロボロの一軒家)と地下室(暗くて欲望にまみれている)とマッチするように描かれています。

そこが前作を傑作たらしめている映画のテーマであり、構造の面白さだったのです。

今作では”たまたま”少女を見つけた爺さんが衝動的に連れて帰ってしまったのだと感じました。

それ故、失うのが怖くて訓練し軟禁状態にしているのです。

爺さんは少女を救っていると同時に陥れてもいるのです。

それこそが今作のテーマであり、構造の面白さですね。

爺さんは少女を野蛮な実の父親から救うと同時に軟禁している。

実の父親は嘘つきの爺さんから救うと同時に臓器として消費しようとしている。

この映画で潔白な存在は少女と犬だけです。

それを象徴するのが爺さんと同じく元軍人の女性が「私たちは罪を犯したが、その代償を他の人に払わせないで」と言うセリフです。

③この映画のテーマ

この映画では「実の親がクソ野郎」と言う感じで描かれています。

少女が最後に爺さんがつけてくれた名前を選んだのも「実の親よりも信頼する人」を選んだからです。

前作でも親はクソ野郎に描かれていました。

こう言う場合の考え方は「映画の最初と最後で誰が成長したか」で感じることができます。

私は今作では成長したのは少女ではなく爺さんだと思っています。

自分の欲望のために行動してきたところから、少女のために少女を手放すことを決めたからです。

「可愛い娘には旅をさせろ」そんな実の親ではない爺さんの子離れ(欲望離れ)がテーマだと思います。

④ラストと更なる続編

まず、少女が1人で養護施設へ向かうシーンってレオンを思い出しますよね。

「もしやここでいい感じの音楽が流れてレオンオマージュか!?」と思ったら結構かっこいい感じのロックが流れて安心しました。

こういうところはちゃんとB級映画っぽくて最高です。

そして、エンドロール後。

普通なら指がピクって動いて「続編あるかもねー」って感じの演出なのだと思いますが、それがないのは「ここで終わり」宣言だと感じました。

(もちろん、こんな演出がある時点で続編の可能性はありますし「爺さんと犬」の関係は継続しているので)

続編の可能性は30%と言ったところでしょうか。

まとめ

待ちに待って映画館でみれて良かったです。

もちろん、前回のようなどんでん返しや追いかけっこ、緩急や胸糞演出はなかったですが、グロ描写や盲目アクションは見どころでしたね。

ジャンルとしても前回がサイコスリラーだとしたら今回は割とストレートなアクションではないでしょうか。

前作をチェック

この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。