映画「キャッシュトラック」あらすじとネタバレ ステイサムが暗がりで椅子に座ってたら終わり。
ここでは映画「キャッシュトラック」のネタバレ込みであらすじや感想、解釈などを紹介しています。
キャッシュトラック
彼はヒーローでもヒールでもない、ステイサムだ。
久しぶりのステイサム映画ですね。
予告を見る限り素手アクションはないのかな?
どんな話でどんな見所があるのか、早速見ていきましょう。
あらすじ
現金輸送車強盗が起こる。
輸送車の警備員2名とたまたま居合わせた少年が犠牲となる。
そして、それが全ての原因となる・・・。
現金輸送の会社に新入社員が入る。
彼の名前を聞いてリーダーが「じゃあ名前は”H”だ。」と名付ける。
最初は簡単な仕事を任され、徐々に仕事はハードになっていく。
ある日、現金輸送をしていたらリーダーが強盗団に捕まってしまい、人質になる。
そんな状況でも”H”はまったく動じず、相手を次々と銃で撃ち殺していく。
リーダーは助かり、現金もなくならず、”H”は一躍ヒーローとなる。
そんな”H”は誰かを探しているようだった。
ストーリー冒頭の現金輸送車事件。
ステイサムは息子と出かけていた。
屋台でブリトーを買っていたらそこで強盗事件が発生、ステイサムの息子は警備員を射殺した現場を見てしまい、殺されてしまう。
それを見て助けようとしたステイサムも銃弾を浴び、酷い重傷を負ったが一命を取り留める。
退院したステイサムは豪華な部屋で幹部を集める。
そう、ステイサムはマフィアのボスだったのだ。
ありとあらゆる手段を使って犯人を探すがどうにも見つからない。
そこで作戦を変えることにした。
それが「現金輸送車を襲う奴らを現金輸送の会社に就職して待ち伏せする」という作戦だ。
暇を持て余した元軍人たちは戦争をなくし、燻っていた。
そこで「現金輸送車強盗」を思いついたのだ。
彼らの犯行はエスカレートし、最終的にはブラックフライデーの日に現金輸送会社本体を狙うことになった。
犯行当日、ステイサムは一緒に現金輸送車に乗っているリーダーからこう言われる。
「俺は犯罪グループと繋がっている、今日犯行が行われる、お前は見て見ぬ振りをしろ、出なければ殺される。」
なんと、リーダーは裏切り者だったのだ。
ステイサムとリーダーの乗る現金輸送車のトランクに武装した元軍人犯罪者を乗せて本部へ向かう。
そして強盗たちは中にいる警備員らと激しい銃撃戦を繰り広げ、現金を奪っていく。
そんな中、ステイサムは1人の強盗を倒し衣装を奪う、そしてもう1人を葬る。
犯行グループは現金を積み強引にその場から立ち去る。
実は犯行グループの1つのバッグにステイサムは自分の携帯電話を入れていた。
犯行グループは裏切りを繰り返し、最後には1人が生き残り全ての現金を持ち帰る。
その1人こそがステイサムの息子を殺した張本人だったのだ。
犯人は部屋に現金を広げ、シャワー後に優雅にお酒を飲んでいた。
するとどこからか着信音が聞こえてくる。
バッグから見知らぬ携帯電話を取り出し、出ると部屋の中から声が聞こえた。
部屋の隅にステイサムが銃を構えて座っていたのだ。
「これを読め」といってある資料を犯人に渡す。
それは検視報告書で息子の死因が書かれていた。
「これがなんなんだよ!」とほざくとステイサムが検視報告書と同じ部位を銃で打ち始める。
そして、復讐は見事に完了したのだ。
端的ネタバレ
現金輸送車強盗をたまたま目撃したステイサムの息子が殺されてしまい、ステイサム(マフィアのボス)は復讐を決める。
犯人をなかなか見つけられないステイサムは現金輸送車会社に就職して内部から情報収集、そして待ち伏せをする。
そんなある日、現金輸送車本部の強盗が行われ、その犯行グループの1人が息子を殺した犯人だと気づく。
強盗団をやっつけながら犯人にたどりつき見事に復讐を遂げる。
感想
体術系ステイサムではなかったですが、間違いなくステイサムかっこいい映画でした。
序盤から不穏な音楽が鳴り響き「状況が何かおかしいですよー」という雰囲気を醸し出している感じが楽しかったです。
ジョン・ウィック:パラベラムのような割と満身創痍なのですが、問題ありません。
①とにかく冷静で強い、最高!
皆さんご安心ください。
この映画のステイサムはちゃんとステイサムしています。
なんてったってマフィアのボス、幹部でさえステイサムを恐れている感じが「圧倒的感」を生み出しています。
結構銃で撃たれるので満身創痍でもあるんですが、顔に出さない、痛がらない、目的を達成させる感じがとにかく最高。
そう、これこそが「ステイサム映画」なのだ!
②音がすごいデカい。
この映画の注意点と言いますか、気になったのは銃声です。
映画館で見ると音楽も割と大きいのですが、銃声がかなり金属音なんです。
「バンバン」という音ではなく「ガチンガチン」という感じの音。
なので映画を見終えると結構耳が疲れます。
私は音楽がすごく好みだったのでそこは大変満足しています。
③やることやるステイサム
これは特別指摘する部分でもないと思うのですが、会社に就職して内部を調べている時1人の女性の家に行く。
理由は彼女が割と多めの現金を隠していたからですが、それは事件とは全く関係ないものでした。
しかし、その前にちゃんと抱いてます。
これ、抱く必要ありましたかね・・・。
いやいいんですよ、もちろん、問題ありません。
ただ、なんかちゃっかり感があって面白かったんですよね。
そしてあの女性にはなぜか生き残ってほしいと思いました。
④これが新しいガイリッチーだ
これは皆さんが指摘していますが、監督のガイ・リッチーらしさは感じられません。
ガイ・リッチーらしさとは?
「スナッチ」とか「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルス」のようなスピード感、辻褄合う感、イギリス感こそがガイ・リッチーらしさだと思います。
もちろんそのスタイルでずっとやってくれというわけではないのですが、どうしても期待してしまいますよね。
しかし、実はこれが新しいガイ・リッチーなのです!
「シャーロック・ホームズ」「コードネームU.N.C.L.E.」などからテンポ感ではなく「画のカッコ良さ」が強調されています。
そして、テンポ感が変わったことで見えなくなっていますが、相変わらずキャラクターの作り込みは変わっていません。
これは変わらないガイ・リッチーらしさですね。
おすすめガイリッチー映画
まとめ
低音ゴリゴリ、ずっと不穏な空気、元軍人の犯罪グループ、復讐、マフィアのボス。
もう「ダークでスリリングと言えばこれ!」という映画でこのブログにはぴったりですね。
かなり楽しみました!
劇場で見る、大きい音量で見るのが好きという方は今回は音量要注意ですので気をつけてください。
PS
個人的にはガイ・リッチーのリボルバーが大好きです。
この記事を書いた人
tetsugakuman
基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。