映画「スリザー」感想とネタバレ 監督の趣向を楽しむ。

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ジェームズ・ガン監督なので見てみました。

 

スリザー

 

気持ち悪い気色悪い!

さて、なぜこの映画をチョイスしたかというところから始めましょう。

大人気の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の監督作品だからです。

有名俳優でもそうですが、始めは低予算気味なホラー映画は登竜門なのでしょうか。

どんなホラー映画になっているか気になったので見てみました。

ストーリー

ネタバレあり

ある日、小さな田舎村の森に隕石が落下する。

得体の知れない飛来物。

夜、美人な奥さんと禿げたおじさん夫婦がベットに入る。

夜のアレをアピールするも拒まれるおじさん。

スネたおじさんは酒場へ、そこで妻の妹に会う。

妹も既婚者だがおじさんにアピールする。

酒の勢いで二人は森へ。

一線を越えそうになったところで、見つけてしまう・・・

スライムのような、物体を。

おじさんが枝で突っついてみると、急に棘を発射してきた。

見事におじさんの胸に命中し、おじさんは気を失う。

起きたおじさんは異常に肉を欲する。

全身にあざができ、明らかに普通じゃない。

その後、おじさんは妻の妹の家に行き、ことを始めると見せかけて・・・

自分の胸から二本の触手を出して妹の胸に刺し、何かを流し込む。

その後、妹を森の中へ監禁し食事を与え続けた。

動物がいなくなったり妹が失踪したことを警察が掴む。

おじさんが怪しいと踏んだ保安官はおじさんの妻を連れて農場で待ち伏せ。

登場したおじさんは気持ち悪い肌色の生物へ変形していたのだ。

銃でおじさんを追い払った後、森で妹を見つける。

妹はパンパンに膨れ上がり、なんと裂けてしまう。

裂けた体からナメクジのような生物が大量に現れ、襲われる。

口から体内に入り、その人を乗っ取るのだ。

保安官は援軍を求めて街へ戻るがすでに町中が襲われていた。

一緒にいた少女とおじさんの妻。

少女は口から入りかけたそれを直前で抜き取ったので大丈夫だった。

その時に相手の情報が頭に入ってきたらしい。

少女曰く

「彼らは星から星を渡り歩き、そこにいる生物を乗っ取り食べ尽くす。

するとまた他の星へ行く。

意識は全て連結しているのでボスを倒せばみんな死ぬかもしれない。」

この情報を信じておじさんを追う。

すると襲われた多くの人を取り込み、でかくなっていた。

触手で襲われる保安官。

片方の触手にLPガス(らしきもの)を送り込む。

膨張した体めがけて銃を撃ち、爆発させて勝利。

朝を迎える。

エンドロール後

飛び散った物体に近づく猫。

その猫めがけて棘を発射!

命中・・・した・・・のか?

(よくある「続く」てきなやつです)

感想

若干おちゃらけているあたりが監督らしくて面白かったです。

シリアスな場面で陽気な音楽をかけたり、完全に監督の趣向だと思いました。

そして、彼の映画に欠かせないのがマイケル・ルーカー(ヨンドゥ)です。

この映画でもメインどころとして登場。

監督の映画には欠かせない存在となっていますね。

気になった点をまとめてみました。

1.合わせ技

SFスリラーとしての側面が「宇宙からエイリアンがやってきて襲われる」です。

わかりやすく、ファンにも安心できるストーリーです。

村人が次々とやられていく、自分の身も危ない、逃げるというシンプルなもの。

ここになんと「ゾンビ」を足し算します。

脳を乗っ取られた村人はゾンビのように歩きます。

保安官も「ゾンビみたいだ!」と言っているのが面白かったです。

こんな状況でも監督らしいユーモアがあります。

なのでまとめるとホラーコメディーなんでしょうね。

2.オマージュ

初監督作品ということで話題作りもあったのかもしれません。

ホラー映画で女性が泡風呂に入ったら「きたな」と思ってしまいますね。

バスタブで寝てしまい、膝を広げている足元からずーーーーっと近づいていくカメラ。

そう、エルム街の悪夢の有名なシーンです。

あと、テレビ画面で「悪魔の毒々モンスター」がながれている演出もいい。

3.音楽

ジェームズ・ガン監督といえば「音楽」です。

特にオールディーズのいい曲を流してくれるので映画が余計に楽しくなります。

今作を見る前にその辺がどうなっているのか気になっていました。

なにせホラー映画ですからね。

でも大丈夫、いい曲が流れています。

まとめ

ジェームズ・ガン監督は初めて出会った同世代の監督だと思います。

今までは小さい頃から知っていた名監督しか知りませんでした。

でも今回はなんといいますか「俺たちの監督」と言いたくなるような感じです。

ガン監督の特徴は脚本も自分で書くところですね。

ストーリーがオリジナルで原作などがないんです。

是非とも見てみてください。

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この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。