映画「キングコング 髑髏島の巨神」感想とネタバレ エンドロールまで見逃すな!

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ここでは映画「キングコング 髑髏島の巨神」のストーリーと感想を紹介しています。

キングコング
髑髏島の巨神

 

人類未踏の地、そこにいたのは真の支配者だった。

 

大人気のモンスター映画。

日本では「ゴジラ」アメリカでは「キングコング」。

それを一級品にするのではなく、最高のB級品として仕上げている。

大事なのは理論や理屈ではない。

見た目がかっこいいか、興奮するかどうかだ。

ストーリー

!ネタバレあり!

1944年。

ある島に不時着したアメリカ兵と日本兵。

殺しあう彼らの前に現れたのは強大な猿だった。

1973年。

ある学者が自分の見たものを証明するために30年間証拠を探していた。

それは「いにしえの巨大生物がいる」という荒唐無稽な話だった。

だれも信じなかったが、彼は「地下空洞説」の論文を書いた研究者と政治家を説得しに行く。

たかが未発見の島に急に「巨大なモンスターがいる」なんてもちろん信じてもらえない。

そこで「3日後にロシアの衛星がそこを通過します、もし調べるとしたらアメリカが最初になるべきでは?」と言って見事に説得する。

彼らに与えられたのはベトナム戦争帰りの兵士たちだ。

さらに、彼は元イギリスの特殊部隊を傭兵として雇う。

カメラマンの女も噂を聞きつけ同行する。

作戦会議の席では巨大生物の話はしない。

地質調査ということにしておく。

調査をした部隊は3日後に北の海岸で船と落ち合い帰還する手はずとなった。

しかし、真の目的は「地下空間の発見」「巨大生物の確認」だ。

島を目前に巨大な嵐が目の前に立ちふさがる。

諦めようとする人を尻目に「チャンスは今しかない、いけるよな隊長」とけしかける学者。

船では近づけないと判断した隊長はヘリでの上陸を選択する。

7機のヘリで嵐を抜けるとそこには美しい自然が輝いていた。

人の手の加わっていない原始の地球の姿だ。

降り立ったチームは地質を調査すると、見事に空洞があることを発見する。

突然、飛んでいたヘリに「木」が投げ込まれ、墜落してしまう。

巨大な猿「キングコング」が現れたのだ。

部隊は隊長の命令で攻撃を開始する。

しかし、あまりに強大なため歯が立たない。

一方的にやられる人間。

カメラマンは写真を撮り、兵士は銃を持って必死に応戦している。

散りじりに逃げる、もう調査どころではない。

3日後に北の海岸へ行けばいいのでみんなそこを目指す。

隊長とその部下、学者の一団。

彼らは墜落したヘリの隊員と武器を回収に向かう。

傭兵とカメラマン、研究者と隊員の一団は北を目指して歩く。

傭兵の一団は道中で遺跡を見つける。

「ここに人間が住んで・・・」と思ったら原住民が槍を持って登場。

銃と槍とで膠着状態の中「待て待て待て、落ち着いていこう」と声がする。

そこにいたのは30年前に不時着したアメリカ兵だった。

原住民の村で話を聞く。

実は、キングコングは彼らの守り神だった。

そのために生きながらえていたのだ。

本当の敵は地下からやってくる爬虫類のような悪魔的な奴だと知る。

彼らは一緒に島を脱出するために作りかけの船で村を出る。

一方、隊長の一団は執拗に仲間の救出に向かっていた。

隊員も乗り気ではなかったが隊長の命令では仕方がない。

なんとか落ち合った彼らは馬鹿げていると思いながらも隊長の救出任務に同行する。

船は川に置いたまま。

すると墓場のような場所に巨大な猿の二体分の骨があった。

それはキングコングの両親で、トカゲ野郎にやられたという。

すると、トカゲ野郎がいきなり登場。

この物語のきっかけを作った学者をパクッと。

銃を撃ったり、毒ガス撒いちゃったり、食われたりで大変なことになる。

やっとで倒すもそれはトカゲ野郎の子供だった。

このトカゲ野郎の吐いたものの中に救出に向かっていた兵士のドッグタグがあった。

隊長も救出は諦めるも、キングコングへの復讐は強まるばかりだった。

そして、隊長率いる「キングコング討伐班」と「船で待つ班」に分かれて行動する。

ヘリの武器をかき集めキングコングを待ち伏せする。

船で待つ班は「キングコングが死ねばトカゲ野郎がのさばり、殺されてしまう」と気づく。

傭兵とカメラマンは作戦をやめるように説得するため戻る。

そしてキングコングと出会ってしまう。

二人の目の前に静かに近づくキングコング。

カメラマンの女はコングの鼻に手を当て、涙を流す。

すると後ろで巨大な爆発音がする。

キングコングをおびき寄せる作戦だ。

隊長に向かって突進するキングコングは川を渡ろうとする。

その川にはガソリンが撒かれていて火をつけられる。

燃えるキングコング。

まだ死んではいないが倒れこんでしまう。

そして爆薬を設置すると傭兵とカメラマンが現れる。

「やめろ、敵はこいつではない」

「こいつは俺の部下を殺したんだぞ」

さすがの部下も隊長についていけなくなりその場を離れる。

傭兵もカメラマンもいなくなる。

するとそこに巨大トカゲ野郎が現れる。

それを見た隊長は起爆してキングコングもろとも爆破してやろうと思うが・・・

コングにグーでペチャンコにされる。

ここからキングコングVS巨大トカゲ野郎の大バトル。

岩の上で見ていたカメラマンが衝撃で飛ばされ川に落下。

すると、なんとキングコングが助けに来る。

優しく拳の中にカメラマンを握りバトルを続行。

そしてなんとか勝ったキングコング。

北の海岸へたどり着いた生き残り。

!最後に壮大なネタバレが!

感想

細かいことは気にせずにその迫力を体感するための映画ですね。

突っ込みどころを突っ込ませない迫力が最高です。

子供が見たら興奮して「冒険」の物語ははまってしまうのではないでしょうか。

エロなし、グロほぼなし、割とポップなモンスター物です。

1.新たなジャンル映画

これはジャンルで言うと「モンスターパニックもの」ですね。

ただし、現代のCGの技術でこれをやられると圧巻です。

近年はジャンルものを真面目(暗め)に作る傾向がありました。

「ダークナイト」とか。

そしてその反動で「ガーディアンズオブギャラクシー」のようなポップなのが今です。

ガーディアンズはスターウォーズのような「スペースオペラもの」というジャンル映画です。

それをジャンル映画ファンだけのものにせず、ポップに誰が見ても楽しめるような作品にしつつ、何も考えなくてもいいB級作品の良さもあえて残すという遊び心が最高です。

2.地底空洞説

荒唐無稽に思われるかもしれませんが、実は探すと興味深い話もあります。

船で地底世界へ行ってしまったとか、洞窟があったとか。

ナチスドイツも真剣に探していたとか・・・

スノーデンの極秘文章にも載っていたそうです。

僕らには教わったイメージしかないですからね。

もしかしたら、本当にあるのかもしれません。

3.刀

一番気になったのは「刀」です。

最初に登場する日本兵役を雅が演じています。

映画「ブロークン」でも残酷な日本兵役をやっていましたが、今回も同じような役でした。

やはり日本兵はこういうイメージなのですね。

しかし、その後日本兵とアメリカ兵は仲良くなり共に島からの脱出を計画します。

が、日本兵は夢叶わずに亡くなってしまう。

そんな彼が持っていた刀。

(そもそも戦闘機乗りは刀持っていないのでは?)

そして、その後アメリカ兵が腰に下げるがこれが良く切れる。

何度も何度も切るのだが、日本刀は一撃必殺なのですぐ刃がかける。

それなのに地面に刺したりして・・・

いやいやいや、フィクションですから。

4.恋・・・愛?

なんか、カメラマンの女とキングコングが通じ合ったの?

恋、したの?

みたいな描写があり動揺したのですが、そこもあっさりでした。

「エイリアンVSプレデター」みたいにならなくてよかった。

いや、なったのか?

ネタバレ

エンドロールの後。

こういうシーンがありました。

「キングコングがいるような島はあれだけじゃないんだ。

実は地下探査で今まで見つかった物でこんな物がある・・・」

と言って映し出されたのが。

ゴジラ・・・

ラドン・・・

モスラ・・・

そして

キングギドラ・・・・

次回、怪獣大戦争の予感。

この映画が好きな人には

独自を説を唱えすぎると科学者が出てくるモンスター映画

「GODZILLA ゴジラ」

この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。