おすすめ差別を描いた映画10選 重くない作品とホラー作品。

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ここでは差別をテーマに描いた映画を厳選して10作品紹介します。

このサイトの傾向上ホラーな作品が多めとなりますが、ヒューマンなどももちろんあります。

黒人差別の映画が多いですが、後半は地域差別、エイリアン差別の作品なども紹介しています。

※紹介文中で「黒人」と表記することがあるが、差別の意味はありません。

1.グリーンブック

息をするように差別する。

決して重苦しく描いていない作品なので最初に紹介します。

「差別」とは敵意や悪意が渦巻くものだけではなく、日常に潜むものである。

さらに、この映画では上司がお金持ちのピアニスト(しかし差別の対象)で部下がイタリア系移民のガサツな男(差別をする側だが自身も移民)と言う巧妙な構造から笑いがしっかりと生まれるようになってる。

是非、このウイスキーを飲みながら鑑賞してください。

2.ゲット・アウト

黒人が使用人の白人の家の娘の彼氏が黒人。

もうずっと不穏だけど、これといって主人公が差別されるような描写はない。

ただ「どうもおかしい」という雰囲気がずっと漂っていて、それが人種に関連していると思えてしまう。

というミスリードに見事にハマって予想の真逆のラストを迎える。

主人公の友人に面白いキャラクターがいるので映画が重くなりすぎない。

3.Us

根底に渦巻く感情。

この映画は多くのメタファー(比喩)が用いられているため分かりづらい部分も多いですが、シンプルに「その分からなさが怖い」につながるのでホラー、スリラーとしては面白いです。

例えば「赤い服、片手の手袋」はマイケル・ジャクソン、タイトルの「Us」は英語の「私たち」という意味もあるがUS(合衆国)という意味にも捉えられる。

さらに、「警察を呼んで!」とデバイスに音声でお願いするが、勘違いしてN.W.Aの“Fuck Tha Police”を流す。

この曲は黒人と差別警察官との戦いを象徴する曲であり、特別な意味持っている。

というように様々な要素が散りばめられている映画です。

4.ウインド・リバー

インディアン居留地で娘が死んだ。

メインはミステリー映画で緊迫感がありかなり面白いです。

しかし、裏側で渦巻くのはネイティブアメリカン差別、女性差別など様々。

予告でもわかるように女性のFBIが来たときに「1人か?」と聞かれますが、あれは「女だけか?」というイメージを与えるようになっています。

一見普通の映画ですが、知れば知るほど深い問題が見えてきます。

5.ブラック・クランズマン

黒人が白人至上主義の団体に入る。

やっと警察官になれた黒人の主人公は大した仕事をもらえなかった。

そこで、自分で潜入捜査を勝手に始める事にした。

差別をメインテーマにしながらもコメディ要素を盛り込み、さらにシリアスな潜入警察映画にもなっている。

ただ、ラストにいきなり主張が爆発する映像があるのだが、その時に我に返る。

6.バッド・ヘアー

サラサラの髪の毛が欲しい。

音楽のジャンルで黒人文化が人気を持っていた頃。

ブラックミュージックを紹介するテレビ局では「ここで働く女性は綺麗でいなくちゃいけない」という考えのもと、暗に「サラサラの髪の毛が綺麗」というイメージが根付いていた。

そこで主人公は生き残るためにエクステをつける事にするが・・・

差別意識がホラーに繋がるホラー映画です。

7.キャンディマン

背の高い鉤爪の黒人。

表立って差別的な表現があるわけではないが、物語のきっかけはそこから発生している。

さらに女性差別など社会的な強者、弱者の差が目に見えるように描かれている。

シンプルに都市伝説系ホラー映画としても面白い。

「ゲット・アウト」「Us」の監督がリメイクするのでお楽しみに。

8.グレイテスト・ショーマン

違っていても、それでいい。

他人との違いって皆さん隠しますよね。

その「違い」の差を分けることが差別そのものなのですが、この映画では隠さずに見せていこう!という内容です。

変わっている人がたくさんいる。それがみんなの力になる。

最近は飲み会を断れるような世の中になりましたけど、昭和の時代はそれができなかった。

こんな簡単なことでも難しいんですよね。

9.第9地区

エイリアン差別。

突然地球に現れたエイリアン。

彼らは宇宙船が壊れてしまい、しばらく地球にいそうだ。

しかし、出生届もないし住民票も持ってないから勝手にいられると困るんですよ!

という理論で隔離する事になったのです。

これ、移民や人種問題でも同じことしてますからね。

10.アメリカン・ヒストリーX

思想でも区別される。

強力な思想(ネオナチ)で過ちを犯した兄は刑務所に入った。

そして、出所した彼は別人のようになっていた。

しかし今度は弟が以前の兄のような(ネオナチ)になっていた。

人種、思想、洗脳が渦巻く社会で我々は生きている。

まとめ

最後はぐっと重い映画になりましたが、たまにはこういうのも必要です。

結構ホラー映画でも差別をテーマにしている映画が多いと感じますね。

女性差別を描いている映画はそんなにないのかな?とも思いました。

余談

平等って危険な言葉だと思うんですよ。

平等と公平って全然違う物なのですが、その違いをしっかり理解している人は少ないと思います。

これはどっちが平等でどっちが公平か、分かりますか?

そうです、左が平等で右が公平です。

たまにはこういう問題を考えてみるのも大事だと思います。

この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。