映画「ジョン・ウィック3/パラベラム」ネタバレと感想 満身創痍でボッコボコ。
ここでは映画「ジョン・ウィック3/パラベラム」のストーリーや魅力を紹介しています。
ジョン・ウィック3
パラベラム
待ちに待ったジョン・ウィックの続編。
もうキアヌがロン毛中分けで戦うだけで最高。
初日のレイトショーで鑑賞してきましたが、人も入ってるし、いかに人気のシリーズかを感じてきました。
ストーリー
まずは前作を振り返りましょう。
2のラスト
殺し屋組織の首席(姉の方)を殺し、さらに後釜の弟を「殺し禁止区域」のホテルで殺したことで裏社会を追放されるジョン・ウィック。
ホテルの支配人とは長年の友人だったので追放、賞金首になるまで1時間の猶予を与えられる。
犬と一緒に走って逃げる。
3スタート
ボロボロでクタクタな状態のジョン・ウィックはタクシーに乗って図書館へ向かう。
しかし、混雑で進まないので運転手にコインを渡し犬をホテルに届けるようお願いする。
自分は走って図書館へ。
隠してあったある本の中には「十字架」「契約の証」「裏社会コイン」と妻との写真が入っている。
妻との写真にキスをして元に戻し、残りはポケットへ。
そこへ身長2m級の男が登場。
「追放までまだ時間がある」
「もう関係ない、あんたの首には高額な賞金がかかっている」
図書館で大男とのバトル。
なんとか勝つが途中で肩を刺されてしまったので裏医者のところへ行く。
残り5分。
「お願いだ、あと5分ある」
途中まで縫ったところでタイムアップ。
残りを自分で縫い、出て行く。
すると次から次へと殺し屋が湧いて出る。
全ての殺し屋を殺しながらある場所を目指す。
そこは大きな劇場で、ベラルーシの孤児だったジョン・ウィックを引き取って暗殺者へ育てた”指導者”がいた。
ここでジョン・ウィックは十字架を出し懇願する。
「あんたは俺に借りがあるはずだ」
「あんたは追放されたのよ、話すだけでも殺されるかもしれない」
「お願いだ」
十字架を受け取り「で、どうしたいんだい?」と聞く。
「カサブランカまで行きたい」
カサブランカに着いたジョン・ウィック。
そこである女性を訪ねる。
その女性はかつては殺し屋だったが、今は組織のカサブランカ支部の支配人となっていた。
ジョン・ウィックはかつて「契約の証」で彼女と契約し、娘を救い出す仕事をしていた。
「追放されたあんたにその契約は無効だわ」
しかし、ジョン・ウィックは頼む。
「お願いだ、ある男に会わせてくれ」
女性は協力することにする。
愛犬の2匹のシェパードを連れて2人は男に会いに行く。
そこは裏組織のコインを作ったり契約の証を作っている古くからの場所だった。
ジョン・ウィックは「主席のさらに上に立つ男に会いたいんだ」とお願いする。
「それは無理だ。彼は探して会いに行けるような人ではない。
彼が君を見つけるのだ。
砂漠の果てまで歩いた時、もしかしたら彼があなたを見つけるかもしれない。」
ジョン・ウィックは感謝し、帰ろうとする。
その時、男は見返りに犬を1匹くれという。
女性はそれを拒むと男は銃で犬を撃ってしまった。
防弾チョッキを着ていた犬は死ななかったが女性は激情し男を撃ってしまう。
そこから脱出までの銃撃戦が繰り広げられる。
なんとか脱出し、女性はジョン・ウィックを砂漠まで送り届ける。
そこからジョン・ウィックは1人で歩き始める。
砂漠をひたすら歩いて気を失う。
目覚めるとそこには主席の上に立つ男がいた。
「何を望む、ジョン・ウィック。」
「妻との記憶を出来るだけ長く覚えていたい。」
「では忠誠を見せろ。」
ジョン・ウィックは左手の薬指を切り落とし、任務を言い渡される。
それは、追放まで1時間の猶予をくれたニューヨークのホテルの支配人を殺す任務だった。
ニューヨークのホテル。
支配人の元に裏組織の「裁定人」がやってくる。
彼女は支配人がジョン・ウィックに1時間の猶予を与えた行為は許し難いとし、一週間で支配人の座を降りるよう伝えた。
さらに、地下の王(マトリックスのモーフィアス)の元へ行き、ジョン・ウィックに銃と銃弾を7発与えた行為は許し難いとし、7回切られる罰を与えた。
ジョン・ウィックがニューヨークにつき、ホテルへ向かう。
そこには支配人がいた。
支配人は言う。
「私を殺しに来たのだろう。
しかし、それでいいのか?
妻を愛し愛された男しとて死ぬのか、組織の下で永遠に生きるのか、どっちだ。」
そこへ裁定人がやってくる。
裁定人は支配人に退任の意思を確認すると支配人は断る。
続いてジョン・ウィックに支配人を殺すのかと聞くとジョン・ウィックは断る。
裁定人は電話をしホテルを組織の聖域(殺し禁止区域)から排除する。
ここからホテルを舞台にした「ジョン・ウィックとホテルマン達」VS「組織の特殊部隊」の銃撃戦が始まる。
特殊な防弾スーツを着た部隊に苦戦するもなんとか勝利する。
裁定人はここで「交渉」をするのはどうかと提案してくる。
ホテルの屋上で支配人と裁定人が話し合う。
裁定人「あなたは実力を見せて支配人の座に居続ける狙いだったのね」
支配人「私は40年も仕えた、これからも忠誠を誓う」
ここで支配人は無事に元の地位に戻り、ホテルも聖域化する。
問題はジョン・ウィックの処遇だ。
支配人は屋上にやってきたジョン・ウィックを撃ち、屋上から突き落とす。
ラスト
落下したジョン・ウィックはギリギリ生きていた。
そして地下の王の隠れ家に連れていかれる。
地下の王は言う。
「ジョン・ウィックよ、俺と同じでボロボロだな。
俺は今、主席や組織にめちゃくちゃ腹が立っている。
お前はどうだ?」
ジョン・ウィック
「・・・俺もだ」
感想
もうジョン・ウィックがずっとボロボロでちょっと疲れます。
でも、大満足な結果でした。
だって・・・・・・絶対に続編作るでしょ!
それだけで最高です。
①お前ら、落ち着け。
今回の見所はとことんアクション。
本で殺す。
短刀めちゃくちゃ投げる。
斧投げる。
馬に乗ってバイクと戦う。
ベルトで戦う。
などなど、もうアクション満載。
要は2の後半からひたすらバトルなんです。
ジョン・ウィックはほぼ休憩なしで戦いっぱなし。
この体力もブギーマンと呼ばれる由縁でしょう。
そして殺し屋諸君。
普通に考えてジョン・ウィックを襲うのをチャンスだと思いますか?
5年のブランク?なるほど、じゃ頑張ってください。
ラストの素手バトルは良かったですね。
相手は「ザ・レイド」で圧倒的な身体能力と体術を見せたヤヤン・ルヒアンと「ザ・レイド GOKUDO」に出ている俳優(名前が出てきませんでした)。
この「スーパー体術2人」VS「ジョン・ウィック」は最高でしたね。
男の友情です。
なので「ザ・レイド」ぜひ観てください。
②それは友情か、脅迫か。
いくつか疑問に思った点があります。
1つ目がハルベリーに「娘の居場所を知りたいか?」と言ったところ。
あれは優しさでもあり、脅迫でもあったと思います。
なぜならハルベリーは娘の居場所を知ってしまうと会いに行ってしまう。
そうすれば娘が狙われる。
もし契約の証を無視すれば娘の居場所を言うぞ、と言うこともあったのではないか。
もう1つは支配人の行動はジョン・ウィックを裏切ったのか。
支配人はジョン・ウィックを使って支配人の座を守ったのかもしれない。
最後にジョン・ウィックが怒っていたのは「主席」や「ルール」だけではなく、支配人の裏切りもあったのか。
支配人およびホテルは主席の支配下に戻ったがジョン・ウィックは追放のまま。
となると、支配人はジョン・ウィックの妻を持ち出して説得したことを恨むだろう。
今までは友情関係だったが、それが崩れてしまったとなると。
次回作は波乱が起こりますね。
いや、もうずっと波乱ですけどね。
③でた!変な日本!
きゃりーぱみゅぱみゅが流れたときに嫌な予感はしたんですよ。
でも、もう慣れました。
日本語喋らせるなら、日本人にしてくださいよ。
ちなみにあの俳優はマーク・ダカスコスさんでアメリカ人。
スペイン、中国、フィリピン、ギリシャの混血のようです。
彼は悪くない。
カタコトの日本語も慣れました。
スーサイド・スクワッド以来、気にならなくなりました。
スーサイド・スクワッドでは怒りでそれ以降のシーンを忘れるほどだったので。
まとめ
ジョン・ウィックの1と2で観客に湧き立つ感情、それは「ルール」への怒りではないでしょうか。
私は裏社会の「ルールルールの世界」にイライラしてきました。
それが今作でピークに達しました。
だから行け!
ジョン・ウィック!
主席だかルールだかなんだか知らないが、怒りで全てをぶち壊せ!
この記事を書いた人
tetsugakuman
基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。