結果的に有罪?無罪? 映画「死霊館3 悪魔のせいなら、無罪。」ネタバレと感想

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ここでは映画「死霊館3 悪魔のせいなら、無罪。」の気になるあらすじやネタバレを含んだ魅力を紹介しています。

死霊館

悪魔のせいなら、無罪。

何が起こったのか・・・

大人気ホラーシリーズ「死霊館ユニバース」の最新作がいよいよ公開!

副題がダサいという意見もちらほらありますが、内容はどうなのでしょうか。

※ストーリーの紹介は長いので目次からみたい部分へ飛んでください。

あらすじ

ウォーレン夫婦はある子供を助けようとしていた。

その子は悪魔に憑依され、なんとか悪魔祓いをしようとしていたが、あまりにも強力で太刀打ちできていなかった。

その少年の姉の彼氏もその場に居合わせていて、なんとか助けようとして「代わりに俺に憑依しろ!」と言ってしまう。

すると憑依されていた少年はすっと元に戻っていく。

一件落着かに思えたが、そうではなかった。

数日後、彼氏はある”女性“を見るようになる。

具合も悪くなり、家に帰る。

そこには他の人がいたのだが、彼氏には邪悪な何かに見えてしまい思わず刺し殺してしまう。

そこに警察官が駆けつけ、血塗れの彼氏を逮捕する。

後日。

殺人の容疑で裁判になるのだが、ウォーレン夫婦は「悪魔のせい」ということで刑を軽くできないか弁護士に相談する。

弁護士はウォーレン夫婦のことを信じ、裁判所でそう訴える。

後は、その存在を証明すればいいだけなのだ。

まずは「なぜ少年が取り憑かれたのか」という謎を解くことになった。

少年の家の地下を捜索してみると不気味な置き物を発見する。

その置き物の写真を撮り、情報を探しているととある警察署で同じ物を見た刑事がいた。

刑事「2人の少女が失踪し、片方が遺体で発見された。もう片方は見つかっていないが、その子の家で同じ物が見つかった。」

ウォーレン夫婦と刑事が遺体のあった森へ行き、ウォーレン奥さんの能力でもう片方の少女の遺体を見つける。

ここで儀式を行った人物を探すためにウォーレン奥さんが見つけた亡くなった少女の遺体を使って透視を試みる。

死体安置所へ行き、溺死体の手を握るとある”女性“が見えた、というかその女性の目線になった。

実は、相手もこちらを見ていたのだ。

ひとまず家に帰ると前日届いたという花が枯れていた。

嫌な予感がしたウォーレン旦那さんが花瓶を割ると、そこには呪いの置き物が入っていた。

あらゆる本を読み漁っているとそこに「人を呪う呪い」についての記述があった。

しかし、内容を読めなかったのでウォーレン奥さんは専門家の家を訪ねることにする。

専門家の話では、それは紛れもなく「生贄の儀式」をして人を呪う物だという。

そしてその儀式に必要な3つの生贄は「子供」「愛する物」「神を信じる物」だという。

少年は「子供」で少女2人が「愛する物」、最後はウォーレン旦那さんだと予想された。

そして、その呪いは専門家の娘の仕業だということがわかったのだ。

専門家は地下にある祭壇を壊せば呪いはなくなると伝え、ウォーレン奥さんは地下へ行く。

すると、ちょうど娘が帰宅して異変に気づく。

地下へ行ってウォーレン奥さんを探しに行く前に父(専門家)の喉を切って殺してしまう。

ウォーレン旦那さんも(様々な理由から)その呪いの根源が専門家の娘だと気づき車を飛ばして専門家の家に向かう。

地下は広く道が入り組んでいた。

なんとか逃げるウォーレン奥さん、そこにウォーレン旦那さんが駆けつける。

がしかし、旦那さんも憑依されてしまいハンマーを持って暴れ回り奥さんを殺そうとしてしまう。

奥さんの必死の訴えで正気に戻るとハンマーで祭壇を玉砕。

呪いを作った女性は悪魔に魂を取られてしまった。

呪いはなくなり、裁判が始まる。

結局は有罪となるが、死刑ではなく禁固5年という刑が確定した。

端的ネタバレ

悪魔崇拝に魅了されてしまった女性が黒魔術を使いこなし、儀式のために3つの生贄を呪う。

1つが「少年(予告編の少年)」もう1つが「愛する物(別の事件の少女2人)」もう1つが「神を信じる物」でこれがウォーレン夫婦の旦那さんだった。

最初の少年に憑依した霊をその少年の姉の彼氏が「俺に憑依しろ!」というと呪いが移ってしまう。

ウォーレン夫婦は呪いを解くために呪いの根源を探すと、カルト教団や悪魔崇拝に詳しい専門家へ行き着く。

実は黒魔術女はこの博士の娘で、地下の祭壇を壊すと呪いはなくなった。

感想

「死霊館」は魅力的なキャラクターが満載のホラー映画であり、さらに夫婦の愛情の話だってことは了解しています。

だけど、今回はその中でも「愛の話」が強かったと思います。

いくつかのポイントで振り返ってみましょう。

①どこまでが実話なのか

この映画の大きなポイントは「実際にこの事件があり、実際に裁判があった」という事です。

詳しい内容が書かれた日本語のページは無いようですので興味のある方は英語版Wikipediaを翻訳してみるしかありません。

そして裁判の行方ですが・・・

「悪魔のせいなら、無罪。」と言っているので無罪になるかと思うじゃないですか、なりません!

殺人罪で有罪、禁固5年です。

実は、その裁判の内容については深く描かれていません。

なので「なぜ殺人罪で5年という軽い刑なの?」という疑問が残ります。

この映画自体が「エミリー・ローズ」のような悪魔裁判物じゃなくてよかったですけどね。

実際の事件では10年~20年になりそうでしたが、結果として5年だけだったようです。

という事で「悪魔のせいという裁判があったよ、ロレーン夫妻がそれを助けたよ。」という部分が実話です。

②他作品との繋がり

いろんな作品が関連しているのが「シリーズ物」の面白いところですよね。

「あの映画のあの部分につながっているんだ!」というのがファンにとって楽しみの1つでもあります。

しかし、今作ではストーリー重視なのかシリーズとの関連づけはわりと弱かったです。

最後に死霊博物館の内部が映り「ヴァラク」の絵や「アナベル人形」が見えたりしますが、その程度でした。

個人的には「クルックドマンに繋がる何か」を期待していましたが、特には見つかりませんでした。

というか、今作で最後のようなスパッとした終わり方でした。

③黒魔術女性強すぎ

今回は相手が「悪魔」ではなく「呪いを作り出した人」でした。

そしてその相手は黒魔術をめちゃくちゃ使いこなすではありませんか。

完全に使いこなしていてビビりましたよ。

ウォーレン奥さんの能力も最強ですが、それのダークサイド版ですね。

粉吹きかけるあたりはブードゥーの影響を感じますね。

④カルト教団とは

映画の中で専門家が何度も言及していた「カルト教団」ですが、これは「アナベル 死霊館の人形」の冒頭に登場する「カルト集団」と同じだと思われます。

詳しくはわからないのですが、劇中では「Disciples of the Ram(ラムの弟子)教団」というような名前で表現されています。

これについて分かり次第追記しますが、まずは今作に出てくる”カルト教団”と「アナベル 死霊館の人形」の冒頭でアナベル・ヒギンスが入っているカルト教団は同じだと考えて良いと思います。

「アナベル 死霊館の人形」を見直す必要がありそうだ。

まとめ

個人的にはちょっと清すぎました。

夫婦の清さは良いとして、裁判にかけられて有罪になった少年もそのとき付き合っていた女性と結婚して今でも夫婦なんですって?

みなさん、聖人ですか?

あと、恐怖描写は結構普通だった感じがします。

なのでホラー映画というよりはウォーレン夫婦の映画って感じですね。

次作はあるのか?

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tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。