映画「ミッシング・チャイルド 呪いの十字架」ネタバレと感想 北欧感を楽しもう。

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ここでは映画「ミッシング・チャイルド 呪いの十字架」のストーリーと感想を紹介しています。

 

ミッシング・チャイルド

呪いの十字架

ミステリーにしておきなさい。

 

B級ではあるが、裏を見たら色合いなどが良かったので鑑賞。

しかし、描いている焦点がまちまちでなんだか。

ストーリー

息子が突然、消えてしまった。

かくれんぼをしていて「いなくなった息子」を探す精神科医の父。

それから3年、父はなんとか乗り越えようとしていた。

警察の手伝いもしている父は、霊安室である遺体の背中に十字架が彫られているのを見つける。

虐待による傷かと思ったが、そうでもなさそうだ。

女性の警察官と父は「虐待を受けたような遺体の謎」を追う。

ある島でボロボロな家に住み始めた3人(夫婦と女)。

彼らは都会から逃れるようにそこに住み始めた。

そんな彼らは実は「三角関係」になっていた。

虐待の事件を追っている父と女警察はある少年に行き着いた。

約30年前。

少年は学校でいじめられ、家では父親に虐待されていた。

父が少年の背中にナイフで十字の傷を負わせるので、少年は学校でのシャワーを拒んだ。

すると「不潔だ」といじめられたのだ。

そして少年は忽然と姿を消す。

現在、関係性がないように思えた事件や自殺でなくなった遺体の背中に「十字の傷」があった。

遺体はすべて少年のクラスメイトだった。

三角関係の三人はいろいろあって関係が最悪に。

不倫をされていた女が地下室を発見し、入ってみる。

そこには虐待されていた少年の遺体があった。

残りの二人は近くの廃墟へ行ったら突然壁が崩れてきて死亡。

「いなくなった息子」を追っていた父は防犯カメラの映像を持っていた。

それを見た女警察が「ある田舎で人が死んでいて、その三人組が映っている」と言う。

三人組の足取りを調べていくと、彼らが持ち込んだ貯水タンクの中でいなくなった息子を発見。

遺体を連れ帰る姿を見ている虐待された少年と不倫された女。

感想

どういうこと?

実は、3つの出来事が同時進行で進むけど、時間軸は別という厄介なストーリー。

ミステリーのような謎解きで進むのに所々ホラーを無理やり突っ込まれた感覚でした。

①「いなくなった少年」軸

この映画のメインとなるストーリーです。

「今」

精神科医の父はかくれんぼの最中にいなくなった息子を探していた。

しかし、息子は先天性の糖尿病なので生存は絶望的だと知っていた。

それでもなんとか見つけ出そうとした。

しかも、元妻の弁護士がいきなり「霊は埋葬されないと成仏できず、怨念になり人々に危害を与える」と助言してきた。

弁護士なのに霊能力者のような能力に戸惑う。

結果、車に積まれていた貯水タンクに入ってしまい、なくなってしまった息子。

息子の水死体を見る父親のリアクションも薄い。

②「虐待を受けたような遺体の謎」軸

ホラーポイントはすべてここ。

「約30年前」

虐待といじめを受けた少年はいじめっ子から逃げるために勝手に船に乗り込む。

そして着いたのが「三角関係」の三人がのちにやってくる家。

少年は食べ物も飲み物もない家で数日を過ごし、地下室で死んでしまう。

そのまま放置されてしまったので怨念となり、クラスメイトを呪い殺していく。

なので、彼らの背中には少年と同じ傷ができたというわけです。

彼は最後まで成仏せず、今尚活動中。

③「三角関係」

ややこしや。

「3年前」

妊娠したのに死産してしまい、落ち込んでいた夫婦。

彼らは人生をやり直そうと人のいない田舎の家(地下室には少年の遺体)を借りた。

女性の友達も一緒に連れて行ったのだが、夫と女友達は実は浮気していた。

それがばれてしまい、ややこしいことに。

浮気カップルは人影を追って入った廃墟を少年の怨念が破壊、死亡。

この死亡したカップルが見つかり、消えた少年事件と結びついたのだ。

浮気された女は地下室で横になり(たぶん)死亡。

怨念となる。

まとめ

3つのストーリーが混ざり、ミステリーとホラーが混ざり、大変。

三角関係だけでもややこしいのに。

しかも、少年の遺体が見つかっただけで残りの事件は放置。

最初のシンメトリー演出も意味がない。

元妻や謎の霊能力弁護士の説明も不十分。

あとやっぱりジャケットがホラーホラーしすぎ。

といろいろ残念な映画ではありますが「北欧感」は楽しめました。

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この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。