ここからハッピーにできますか? 映画「クワイエット・プレイス2 破られた沈黙」ネタバレと感想

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ここでは映画「クワイエット・プレイス2 破られた沈黙」のストーリーや魅力を紹介しています。

 

クワイエット・プレイス

破られた沈黙 

パート2

 

命の選択を迫られる。

 

 

大人気スリラー映画の「クワイエット・プレイス」の続編がいよいよ公開。

内容を見ていきましょう。

ストーリー

1日目

家族は息子の野球観戦に来ている。

いよいよ息子の打席。

その時、上空から巨大な隕石が落ちてくる。

呆然と立ち尽くすもみんな少しずつ焦り始める。

家族は車に乗って家に帰ろうと駐車場へ向かう。

すると・・・

ガシャーーーン!

見たことのないモンスターが町の中を走っていった。

パニックになった住人が騒ぎ出す。

そこへ次々とモンスターがやってくる。

10人ほどの住人がレストランに逃げ込んで息をひそめる。

獲物を探すようにお店の外をゆっくり歩くモンスター。

すると・・・

トンテンテテントテテンテ(携帯電話の着信音)

ガシャーーーン!

モンスターが飛び込んでくる。

こんな絶望的な状況を乗り越え家族はなんとか車で家まで帰ることが出来た。

474日目(数字は定かではないです)

母と赤ちゃん、耳の聞こえない娘、息子の四人は家を離れて移動することにする。

音を殺しながら移動していたが、ある廃工場の柵を超えたところで音を出す罠にかかってしまう。

家族は走り始めるが、息子が虎ばさみに挟まれ痛みのあまり奇声を上げる。

静かにしてとお願いする母だったが叫び声を止めることはできない。

そこへモンスター登場。

娘がスピーカーを取り出しハウリングさせ、苦しんでいるモンスターに母がショットガンをぶち込み、殺す。

それを建物の上から何者かが見ている。

銃の音で他のモンスターが来るのでまた走り始める家族。

建物の上から見ていた男は家族を誘導し地下スペースへ逃げ込む。

地下のスペースは頑丈なロックのかかる小さな密閉室があり、音もほとんど漏れないが空気も入れ替わらないので室内には1分ほどしかいられない。

家族は謎の男に助けられる。

その謎の男は父の友人だった。

母は助けを求めるが「もうほとんどの人間は救うに値しない」と絶望していた。

彼は子供も妻も亡くしていたのだ。

父の友人は家族に「明日出ていくように」と言った。

痛みに耐えている息子に娘はラジオの雑音を聞かせている。

すると、ある放送局から歌が流れだす。

曲は「Beyond the Sea(ビヨンド・ザ・シー)」

誰かほかにも生きていてラジオを流しているんだ!と驚く家族だったが、父の友人は「それはもう4ヶ月ずっとリピートで流れている・・・それだけだ」

と言う。

しかし、娘は曲名から「ラジオ局に人がいて、助けてくれるかもしれない!」と希望を感じる。

ラジオ局は現在地から歩いて1日で行ける距離にあった。

娘は息子を誘うが話に乗らなかった。

翌朝、起きると娘は一人で出て行ってしまっていた。

母は父の友人に連れ戻すよう懇願する。

娘は線路沿いを歩き、列車へと辿り着く。

列車の中で救急箱を見つけるが、つい音を立ててしまいモンスターがやってくる。

スピーカーでハウリングを起こし、ショットガンで頭部を撃つが、仕留めきれなかった。

そこへ父の友人が登場し何とか救ってくれる。

銃の音を聞いて他が集まってくるので二人は近くの駅へ避難する。

そこで娘は「ラジオ局へ行けば希望がある!」と伝えるが父の友人は「そんなことはない!余計なことをするな!」と説得する。

そのまま駅で一晩を過ごす。

朝、娘が起きるとスピーカーや銃がなくなっていて父の友人もいなくなっていた。

絶望に打ちひしがれる娘。

泣き崩れているところに父の友人が戻ってくる。

「ラジオ局は島の上だ、だから船を見つけた」

父の友人は一緒にラジオ局を見に行くことに同意する。

廃工場の地下から母が出てくる。

息子も出ようとするが母がそれを止める。

「あなたのための包帯と薬を取りに行く、ここにいなさい」

「一人は嫌だ!赤ちゃんもどうすればいいのかわからない!」

「見てきたから大丈夫でしょ。あなたならやれるわ。

それよりも、このまま傷を放置すると痛みが増すの、そうなったらどうしていいかわからなくなってしまう・・・。」

息子を残して母は出かける。

母の帰りが待ち遠しくて息子は双眼鏡をもって工場の上の階へ行く。

そこで父の友人の部屋を見つけ、そこに父の友人の亡くなった奥さんの遺体があってびっくりする。

ガチャガチャーン!

息子は音を立ててしまい急いで地下へ逃げる、がモンスターも襲ってくる。

息子は赤ちゃんを抱えて密閉室に入るが、外側の鍵もかかってしまう。

モンスターに襲われている状況でさらに酸素が足りなくなり、赤ちゃん用の酸素ボンベを2人で分け合っているが、これでは両方死んでしまうのではないか・・・

そこへ母親が帰ってくる。

母親は地下がモンスターに襲われている事を知り、持ってきた酸素ボンベを使って1体のモンスターを倒す。

そして密閉室を開けるとぐったりした息子が。

なんとか息を吹き返した息子だったが、密閉室の入り口までモンスターが来て手を伸ばしている。

絶体絶命の状況である。

一方、娘と父の友人は港へ辿り着く。

船を物色していると、少女を見つける。

様子を見に行くと、突然首に縄をくくりつけられてしまう。

その縄には鈴がついていて、動けば音が鳴りモンスターに襲われてしまう。

なんと、蛮族と化した人間はかなりの人数いて、獲物にされてしまったのだ。

娘は女なのでこのあと何をされるかわからない・・・

父の友人は娘に向かって「ごめん」と手を合わせる、のかと思ったら手話で「飛び込め」とメッセージを送る。

娘は水に飛び込み、父の友人は相手のリーダーに飛びつく。

音が鳴ったのでモンスターが駆け寄る。

そのタイミングでナイフでリーダーの太腿をぐさり。

あ”””””ーーーーーーーーーーー!

相手のリーダーはモンスターに襲われる。

なんとか縄を解いた父の友人。

蛮族たちは次々とモンスターに殺されていく。

しかし、水に入ったーモンスターが出てこない。

モンスターは泳げなかったのだ。

娘と父の友人は船に乗り込み、ラジオを放送している島へと向かう。

島にはなんと多くの生存者が普通に喋りながら暮らしていた。

モンスターは泳げないので島にいれば安全なのだという。

さらに、ラジオでハウリングを鳴らせばあらゆる地域でモンスターを撃退できるかもしれない。

父の友人が浜辺を歩いていると奇妙な音がする。

様子を見にいくと、襲われた港で船に乗ってしまったモンスターが流れ着いていたのだ。

平和だった島は一気に地獄と化す。

ハウリング撃退方で倒すために父の友人と娘は車でクラクションを鳴らしながらラジオ局へ向かう。

ラジオ局の中でモンスターと鉢合わせになり、なんとかラジオブースを目指す娘。

父の友人が代わりに襲われるなどしてなんとか辿り着く。

そして娘はラジオでハウリングを流す。

悶えるモンスター。

娘は鉄パイプを手に取り頭を思い切りぶっ叩く。

その頃、絶体絶命の母親と息子と赤ちゃん。

息子の抱えているラジオからハウリングが流れ始める。

(お姉ちゃんだ・・・!)

息子はラジオのボリュームを上げ、モンスターに向かっていく。

悶えるモンスター。

息子は少しずつ前進し、テーブルに置いてあった銃を手に取る。

そして、モンスターの頭を吹き飛ばす。

端的ネタバレ

前作で家を離れることになった一家は道中で怪我を負いながら父の知り合いに助けられる。

ラジオで曲が流れてくる事を知り、耳の聞こえない娘と父の知り合いはラジオ局を目指す。

ラジオ局は島にあり、行ってみると声を出しながら人々が生活していた。

モンスターは泳げないので島にいれば安全だったのだ。

島のラジオ局からハウリングを流すことに成功する。

一方、負傷した息子と母は地下で待っていたが途中でモンスターに襲われる。

しかし、ラジオから流れてきたハウリングで見事に撃退する。

感想

最高に面白かったですね!

難しくなく、わかりやすいのですが困難度合いは前作以上。

音、ストーリー、必要悪、キャラクターを含めて最高に面白かったです。

①テーマは「成長」

ほとんどの映画でテーマになっている「成長」ですが、今作ではそう思わせないストーリーとなっています。

基本的にはモンスターパニックの要素が強いままなので、テーマに比重は置かれていません。

しかし、実は様々な部分でラストに描かれる「息子と娘の成長」への道筋だったのです。

特に、前作からビビリだった息子は序盤の虎バサミで足を負傷し叫び続けるあたりは「必要悪」としてMAXイライラポイントですが、ラストで見事にすっきりさせてくれます。

逆に、無謀な娘は「父に似ている」と評価される事でその行動が評価されます。

その対象としての「父の友人」が描かれているのが印象的でしたね。

母親からしたら子供たちの成長をあんなに嬉しく思える瞬間はないのではないでしょうか。

②命の選択

今作を見ながら「この命の選択キツイー」と思ったシーンが二箇所ありました。

まずは息子。

これは息子と赤ちゃんがモンスターから逃げるために密閉室に入って鍵がかかってしまうシーンです。

酸素が残り少ない。

1人でも1分くらいしか持たないのに、赤ちゃんもいる。

私の予想では赤ちゃんが死んでしまうのではないかと思っていました・・・

続いて娘、ではなく父の友人です。

これは港で縄をくくり付けられたとき、娘を助けないで自分が助かるチャンスを待つか、というシーンですね。

普通であればどちらかが死んでしまう展開ですよね。

しかし、この圧倒的な困難もストーリーが見事に救ってくれます。

この困難な状況からのエンディングは「ハッピーエンド」と言っていいのではないでしょうか。

③前作を見る必要は?

これはないかもしれません。

というのは、この作品を見てから前作を見ても面白いからです。

なので気にせずに「クワイエット・プレイス  破られた沈黙」を見てから前作を見てください。

ちなみに、現在(2021/6/19)だと前作がアマゾンプライムで無料です。

↑画像をクリックできます。

まとめ

個人的に今年のNo.1候補ですね。

あらゆる点で最高に面白かったです。

(今作では「釘シーン」なくてよかった・・・ほっ)

前作のエンディングで「反撃開始ですか!?」と思ったら、まだまだだった。って感じのストーリーですよね。

でも、今作のラストでも「ついに!反撃開始ですか!?」となったので、もう次の作品が楽しみです。

次あたりいきなり軍人がたくさん出てきちゃって別物映画になってしまう可能性もありますが、それでも見ます!

いやー楽しかった!

この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。