映画「ウルフ・アット・ザ・ドア」感想とネタバレ 実話再現VTR。

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ここでは映画「ウルフ・アット・ザ・ドア」のストーリーと感想を紹介しています。

ウルフ・アット・ザ・ドア
一方的に、なんの説明もなく、悪魔が訪れる。

映画というよりも再現VTRのような作品。

無差別というか、無意味というか、理解不能な相手。

これは実話を基に再現したような作品のため、気の利いた展開やオチがありません。

アメリカのカルト集団のリーダー「チャールズ・マンソン」のお話。

ストーリー

 !ネタバレあり!

ある女性が実家に帰るということでお別れパーティーを開く。

二組のカップルが別荘のような場所で集まる。

近くにも家があり、ここには最新のオーディオ機器を楽しむ二人の男がいた。

このうちの一人が帰ろうと車を走らせ門まで来る。

車を降りて門を開け、再び車に乗って出発しようと前を向く。

するとなぜか門は閉まっており、知らない男が立っていた。

戦慄を覚えた男はバックしようとミラーを見ると後ろには女が。

男は引きずり下ろされハンマーで撲殺される。

そして彼らはやってくる。

カップルが口論になり男が散歩に出かける。

残った三人がそれぞれ時間を過ごしていると、怪しい男が静かに入り込む。

そして、ソファーで寝ていた男を刺し殺す。

残った女二人も怪しい物音に怯えはじめる。

家の外で一人の女を見つける。

その女は手を振っていなくなってしまう。

男を起こしに行くと刺し殺されたことに気づきパニックになる。

怪しい集団は勢い良く襲ってくるわけではなく、ゆっくりと歩いている。

なのでクローゼットに逃げたり、隠れたりする。

一人が風呂場に逃げ込むと、そこには散歩に出かけた男が刺された状態でいた。

なんとか生きてはいたが全員絶体絶命。

一人逃げ出した女はフェンスを越え、通りがかった車に助けを求める。

しかし、車から出てきたのは、さっきまで家にいた殺人集団だった。

感想

なかなか淡々とした作品です。

予告でも変わると思いますが、演出などはしっかりしています。

ですが、事実を描いているだけなので反撃を十分にするわけでもありません。

つまり、単純に殺害されるだけの映画です。

救いも何もありません。

しかし、一人だけ生き残った男がいます。

近くにいたオーディオ機器で音楽を楽しんでいた一人です。

もう一人は最初に殺されます。

生き残った男はもちろん参考人になるのでしょうが、彼は「音楽を聴いていて何も気がつかなかった」と語っています。

映画の最後には殺された人たちと殺した人たち本人の写真が映ります。

つまり、ある一定の覚悟で作られた作品なのでしょう。

首謀者のチャールズ・マンソンは現場には来ず、計画を指示するだけでした。

現在も生きていて、刑務所に収監されています。

チャールズ・マンソン

悲しい生い立ちの末に、家出少女などと一緒に擬似集団生活(カルト宗教)のようなことを始めます。

これをマンソンファミリーと呼びます。

幾つかの残虐な事件を起こしていますが、いずれも本人は直接手をくだしてはいないようです。

中でもこの作品の元になった事件は大きく報道されました。

「ローズマリーの赤ちゃん」で知られるロマン・ポランスキー監督の妊娠中の妻も被害者の一人であることから大きく報じられたようです。

現在でも彼を扱った作品や商品が多く出ている。

悪の象徴としてマリリン・マンソンの名前にもなっている。

まとめ

73分と短めの作品ではあるが、時代背景や事件を知っていると怖さが増します。

ラスト、急にマンソンのインタビューシーンが少しだけ入っていたことにびっくり。

「私がいなくなっても、私の子供が続ける」と、不気味なことを発していました。

作品だけでいうと物足りないですが、その後にいろいろ調べていくのも面白いかもしれません。

感情の欠落した相手は理解不能で怖いなと思う作品でした。

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tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。