おすすめ狂気の戦場を描いた戦争映画10選 戦争のど真ん中へようこそ。
ここでは戦争映画の中でも戦場を映画いた作品を厳選して紹介しています。
大きくは「第二次世界大戦」「ベトナム戦争」「ナチス」の作品が多いですね。
1.ハクソー・リッジ
第二次世界大戦
衛生兵を待ち受ける、地獄。
戦争とは相手を殺すことです。
しかし、誰もが即死するわけではありません。
深く傷つき身動きの取れない兵士を救うことができるか。
撃ち合って終了ではなく「負傷」という現実を見せつけられます。
2.ローン・サバイバー
アフガニスタン
森の中での終わらない銃撃戦。
4人VS大量のタリバン兵。
質VS数の戦いの結末とは。
転げ落ちたりぶつかったり撃たれたり、もう見ていると疲れます。
そして、最後に大事なのは心なんだと知る。
3.プラトーン
ベトナム戦争
人はどこまで非情になれるのか。
名俳優勢揃いで描くベトナムの戦場。
音楽も素晴らしく、感情を引き出してくれる。
基地での馬鹿騒ぎと戦場の悲惨さのギャップに途惑う。
人はこんなにも戦場で笑い、あっさりと人が殺せるのか。
「過酷な状況」それは想像することもできない。
そして、あのジャケットの意味を知る。
4.フューリー
第二次世界大戦
鋼鉄でできていてるからといって、壊れないわけではない。
フューリー(怒り)と名付けられた戦車。
そこで戦う男たちの命をかけた戦い。
実際のティーガーⅠ戦車を使って撮影したそうです。
町でのシーンがボディーブローのように効いてくる。
女を抱くことがそんなに重要ですか。
そう思ってしまうところが、ある意味戦場に共感できない構図を作ってくれています。
5.ブラックホーク・ダウン
ソマリア内戦
敵地で孤立した兵士の泥沼の市街戦。
ソマリアでの民族紛争を解決すべくアメリカ軍が介入する。
作戦実施の時、汎用ヘリコプターUH-60が撃墜される。
兵士たちは作戦のためにただ投入されているため、そこに思想的な士気がない。
最悪の市街戦のリアル、終わりの見えない戦闘。
女子供も一緒に歩かせる相手兵が姑息で、その手段を選ばない感じが怖い。
6.13時間
リビア
周りは敵だらけ。
監督のマイケル・ベイといえば「爆破」ですね。
初めのジョーク&団欒シーンから一転、終わらない爆破シーンへ。
内容は置いといて、とにかく銃を持て、そして撃て。
そんな映画です。
7.シン・レッド・ライン
太平洋戦争(大東亜戦争)
ガダルカナルでの日本対アメリカ、そして蛇。
現地住民は一体どんな気持ちでこの出来事を見ていただろうか。
大量の兵士が、自分の生まれ育った島で戦い、死んでいく。
平和の映像がフラッシュバックする演出が心を蝕んでいく。
演技力が素晴らしく、まだ蝕まれていない人の心が見え隠れする。
戦争を力強く描くのではなく、非日常として描いている。
「男らしく戦うんだ」ではなく「帰って家族に会いたい」と言う勇気ある作品。
8.地獄の黙示録
ベトナム戦争
なぜ、戦場でサーフィンをするのか。
前半は戦争、後半はファンタジー?
監督自身が撮影している途中から「テーマがわからなくなった」と語っている。
映画至上最高傑作とも言われる本作は逸話も解釈も多い。
一回見て、悩んで、いろいろ探して読んで、もう一回見る。
完全版は202分でなんと3時間を超えている。
いろんな意味でとんでもない化け物映画なのだ。
序盤の鏡を割って出血している血は本物。
9.ハンバーガー・ヒル
ベトナム戦争
選択肢のない若者の最後の選択。
そこにあるのはヒーローでも武勇伝でもない。
ただ死んでいくだけの戦争だ。
悲しい物語の先に我々は生きている。
最後に残るのは雨と火薬の臭いだけだ。
10.カジュアリティーズ
ベトナム戦争
戦場で正義は貫けるか。
現地女性のレイプを強要されるも、拒む主人公。
上司は聞く耳を持たない、仲間には腰抜け扱いをされる。
コメディー作の多いマイケル・J・フォックスが見せる苦悩と正義。
誰しもが主人公に共感するが、それを自分が貫けるか、自問する。
貫けない可能性が1%でもあると考えた時、あなたも戦場でのレイプ犯になる可能性がある。
そう問い詰められているような気がする。
その他のおすすめ
「スターリングラード」
「ウィンター・ウォー」
「硫黄島からの手紙」
まとめ
戦争が無人機やドローンではなく人と銃で行われた時代。
情報戦も今と違っていた当時の戦争がまざまざと広がっています。
史実との違いなどはありますが歴史を知ろうとする足がかりになります。
暗号解読映画、潜水艦映画もおすすめです。
この記事を書いた人
tetsugakuman
基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。