映画「ドント・ハングアップ」感想とネタバレ 電話切るなって言ってるだろ!?

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ここでは映画「ドント・ハングアップ」のストーリーと感想を紹介しています。

ハングアップ=電話を切る

 

ドント・ハングアップ

 

 

 

何があっても電話を切るんじゃない。

最近増えてきたSNS系やリア充死ね系映画の一つです。

「ハングアップ」は「電話を切る」という意味とネット用語で「操作不能な状態」を指す言葉です。

二つの意味をタイトルにもたせています。

ちなみに「ハングオーバー」は「二日酔い」。

「ハング」は日本人には難しいですが万能な言葉なのでしょう。

 ストーリー

!ネタバレあり!

とある女性の家に夜中に電話がかかってくる。

「こちらは警察です、家に侵入者がいます、電話を切らずに言う通りに行動してください」

女性は家の中に娘もいるのでパニックになる。

そして電話を落としてしまう。

「うそだよーん!」

実は、これは全部若造どものいたずらだったのです。

そうやってビビったりしている様子をネットに上げている。

いわゆるユーチューバー的なことをして楽しんでいるのだ。

ある日。

メンバーの一人(以下イケメン)が彼女とうまくいってなくて悩んでいる。

そこへもう一人の仲間(以下キャップ)が現れた。

「俺海兵隊になるんだ、このタトゥーかっこいいだろ」

「そうか、頑張れよ」

「気晴らしにいたずら電話しようぜ!ふー!」と盛り立てる。

向かいの家に勝手にピザを頼んだりしてそれを録画している。

(ちなみにピザ屋にはイケメンの彼女が働いている)

ピザ屋の配達員は仲間の一人(以下仲間3)で、向かいの家に盛大に怒られる。

ピンときた配達員は二人のいる家に来ていう「お前らいい加減にしろよ」。

「怒るなよ金払うから。でさ、おれの彼女元気?」

「そんなこと俺に聞くなよ」

いたずら電話もひと段落。

映画を見ようとするが、電話がかかってくる。

プルルルルルルル

ガチャ

謎の男「そんなことをして楽しいか?」

「うるせいぞこの野郎」

と言って電話を切ってしまう。

プルルルルルルル

プルルルルルルル

プルルルルルルル

「なんなんだよ!うぜーなー!」

「電話を切るなよ、ここからが面白いところなんだから」

ガチャ(電話を切る)

無視を決め込むが電話は鳴り続ける。

ガチャ

「電話を切るなって言っただろ、状況が悪化するぞ。」

ここで謎の男はイケメンとキャップの名前を言う。

(なんで俺たちの名前を知ってるんだ!?)

「あの、すみませんが・・・

「すみませんだって?急にどうした、さっきの勢いがなくなったな」

ガチャ(電話を切る)

そして携帯に送られてくる画像。

なんと、キャップの両親が捕まって椅子に縛られている。

パニックになる二人。

今度はテレビがつき、仲間の一人が殺される映像を見せられる。

やっと警察に電話をかける二人。

「こちら警察です、なんでしょうか、なんてね、無駄だよ」

固定電話からも携帯電話からも警察に電話がかけれない。

どうしようどうしよう・・・

すると

ドンドンドンドンドンドンドンドン

バットを持って玄関へ行ってみるとイケメンの彼女がピザを届けに来た。

「俺ら頼んでないし」

「ふざけてるの?」

「お願いだ、ちょっと話し合おう」

「わかったわ」

と言って二階で話し合う二人。

しかし煮え切らない。

「帰らなきゃ、仲間3が体調不良で早退して忙しいの」

といってキスする二人。

また電話がかかってくる。

「あれがお前の彼女か」

「おい、お前いい加減にしろよ!彼女に手を出したらぶっとばすぞ!」

ガチャ(また電話を切る)

二階で物音がする。

イケメン「やつは二階だ、俺が行ってくる」

イケメンがいない間に電話がかかってくる。

なにかやりとりをする謎の男とキャップ。

二階の物音は掃除ロボット「ルンバ」の音だった。

はめられた!やつは裏口から入ってくるつもりだ!

急いで裏口を開けるとそこには首に細い針金を巻かれた仲間3がいた。

ドアを開けたせいで体が倒れ首が閉められ絶命。

これをただ見ていたキャップ。

死んだ仲間3に白い布をかけておく。

ここでキャップは提案する「玄関から逃げよう」妙に落ち着いている。

今度はテレビ画面にイケメンの彼女が捕まった状態で映し出される。

なのに逃げようというキャップ。

何かあると踏んだイケメンは争った末、キャップを階段に縛る。

そして、謎の男に見せられる。

彼女とキャップがヤッている様子を。

撮影者はキャップ。

つまり彼女はキャップと浮気したけど、盗撮野郎だと知って浮気をやめる。

なのでイケメンに戻ろうと思っているけど後ろめたさが残っている。

この動画を手に入れた謎の男はそれをイケメンに見せてこう言う。

「キャップを殺せば彼女も彼の両親も生かしてやろう」

実はキャップにも同じような提案があったのだ。

「イケメンと逃走したら両親は死ぬが、お前とイケメンは生かしてやる」と。

そして台所から包丁を持ってくるイケメン。

「やめろーーーー!」

サクッ

縛ってあった縄を解く。

イケメン「俺たちの仲違いが狙いなんだ、絶対に負けないぞ」

二人で玄関から出て警察を呼びに行こうとする。

イケメンが出たところでキャップが中からドアを閉める。

そしてキャップは謎の男と対決する覚悟を決める。

追い出されたイケメンは家の目の前にビザ屋の配達車と見慣れぬワゴンを見つける。

ピンときた彼はワゴンの中に入るとそこには彼女がいた。

彼女に逃げて警察を呼ぶように言う、自分はキャップを助けに戻る。

裏口へ行ったキャップは布のかかった死体を乗り越えて外へ。

すると中庭に仲間3がいた。

(裏口のところで死んで白い布のかぶせておいたのに・・・)

そう、白い布の下にいたのは謎の男でキャップは襲われてしまう。

家に戻ったイケメンは中庭で悲鳴を聞く。

彼女が仲間3の死体を見てしまったのだ。

そして裏口からナイフを持った不気味なマスクの男が走って現れる。

バトルした末にイケメンはナイフを相手に刺す。

これで終わった。

かに見えた。

しかし、刺した相手の腕にキャップ海兵隊のタトゥーが・・・

「うそだうそだうそだ!」

刺した相手は口を塞がれマスクを被らされ、ナイフを持たされたキャップだった。

そして謎の男が銃をもって登場。

「お前たちはやりすぎた。」

実は、冒頭の警察官のふりをしたいたずらはとんでもない事件を起こしていた。

途中で携帯を落とした女性はいたずらだと気付かなかったのだ。

なので持っていた銃で娘を助けに行く。

しかし、銃に不慣れな上に尋常じゃなく緊張していたのでドアが開いた拍子に撃ってしまう。

落ちていく小さな手。

一人娘を殺してしまったのだ。

それを悔やみ自らも、自殺。

その旦那が今回の謎の男。

最愛の妻と娘を亡くし、復讐するために準備してきたのだ。

「お前にも同じ苦しみを味わわせてやる」

バーーーン

目覚めるイケメン。

手には銃とナイフ。

外を確認すると死んだ仲間3、刺されたキャップ、そして銃で撃たれた彼女。

ちょうどそのタイミングで警察が到着。

彼には明確な動機が存在する。

PS

キャップの両親は実はすでに殺されていて、見せられていたのは録画だった。

感想

ホラーだけどぜんぜん怖くはなかったです。

若造がえらい目にあう、相手が強すぎる、家の中での出来事。

こう見ると映画「ドント・ブリーズ」的な要素が多いですね。

問題1 ジャケット詐欺的

登場人物の中で一番有名なのがジャケットのシエンナ・ギロリー。

バイオハザードシリーズ(ジル役)などで活躍しています。

なので彼女をジャケットにするのはわかります。

しかし、ジャケットだけだと彼女は電話に出てしまい、切れないまま大変なことになる映画だと想像してしまいます。

が、彼女は脇役でちょっとしか登場しません。

問題2 ハッキング技術がすごすぎ

謎の男がありとあらゆる通信機器を掌握。

携帯で警察に電話をかけてもダメ。

これほどのハッキング技術がそんじょそこらの人にあるとは思えません。

問題3 キャラクターの不在

どこにでもいる若造に復讐する謎の男。

この構図なのですが謎の男は最後までほとんど姿を現しません。

ラストの中庭でのシーンがカッコよかったから、もっと謎の男をキャラクターとして強めに描いてもよかったと思う。

けっこうマスクと服装がかっこいいんですよ。

そうすれば若造がただチャラチャラしてていい。

ドント・ブリーズみたいに強烈な爺さんというキャラクターがあってこそ「若造感」が増すのです。

家族を殺されたショックで顔面が硬直してしまいそのためにマスクをかぶっている。

みたいなエピソードがあったら良かったなーと思います。

最大の問題

「ドント・ハングアップ=電話を切るな」ってなんども言ってるのに、すぐ切る。

もっと「フォーン・ブース」的な電話を切れない緊張感が欲しかった。

まとめ

リア充死ね映画として見るのがいいでしょう。

ユーチューブで騒いでる人達嫌いだわーって思っている人にもオススメです。

「ドント◯◯」映画はいろいろ出てきそうですね。

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「フォーン・ブース」

この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。