映画「ウィジャ ビギニング 〜呪い襲い殺す〜」感想とネタバレ アメリカ版こっくりさん。

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ここでは映画「ウィジャ ビギニング~呪い襲い殺す~」のストーリーと感想を紹介しています。

邦題が若干変ですが、よくできたホラー映画「呪い襲い殺す」の前日譚。

OUIJA(ウィジャ)ボードという海外版こっくりさんのようなボードゲームを使った話。

ちなみに本物も売っています。

ウィジャ ビギニング

 

〜呪い襲い殺す〜

 

 

 

ちょっと動きすぎじゃない?

日本でいう「こっくりさん」のアメリカ版「ウィジャボード」。

それは霊界とコンタクトを取れるという遊びです。

しかし、霊感の強い人+ルールを破ると大変なことになる。

前作「呪い襲い殺す」の前日譚なのでトリック的なところは同じです。

ストーリー

!ネタバレあり!

父を亡くした一家は偽降霊術をしてなんとか生計を立てていた。

そんな生活にうんざりな姉は夜な夜な家を抜け出し友達の家へ遊びに行ってた。

ある日、友達の家で「ウィジャボード」を発見。

姉は「霊関係なんて家だけで十分」と呆れていたが、みんなでやることに。

ウィジャボードは「YES」「NO」とアルファベットが書かれたボードを使う。

上にレンズのついた板を乗せ、その板にみんなで手を置くと動きだすシステム。

その話を母にする姉。

「これも降霊術の演出に使えるんじゃない」と冷めた様子。

母が買い物をしていると、たまたまその「ウィジャボード」を見つける。

とりあえず買ってみる。

説明では「墓場の上ではやってはいけない」などの注意書きがある。

早速、磁石で動かせるかなどを検証。

母は父に会いたい一心で試しにルールにのっとってやってみる。

すると、二階にいた妹が急に話し始める。

「どうしたの?誰と話しているの?」と心配する姉。

「なんのこと?」と返事をする妹。

やはりなにも起こらないかと落胆する母。

夜、ボードを見つけた妹がやってみようと言う。

拒否する姉。

しかし、父と話したい姉は一応やってみるとこに。

三人で始める。

案の定、動き始める。

「ふざけないで」と冷めた姉。

母が父と自分の二人しか知らないことを聞いてみると、なんと見事に正解したのだ。

これはただ事じゃない。

次の日から学校を休ませて本当の降霊術を妹にさせる母。

心配になる学校の校長(牧師)が姉に理由を聞いてみる。

すると「母に聞いたほうがいいですよ」とはぐらかす。

ある日、妹が一人でボードを使っている。

板の中央のレンズを通して部屋を見てみると黒い人影が・・・

「お父さん?」

探してみると黒い悪魔のような存在と出くわし、そいつは妹の口から入り込んでしまった。

そして夜に姉の耳元で囁く白眼の妹が・・・

それ以降、ボードはひとりでに動くようになる。

姉が妹の部屋を覗くと一心不乱に何かを書く妹。

それは妹の字ではなく、英語でもなかった。

そのことを校長(牧師)に相談。

後日、牧師が家を訪ねる。

「降霊術で亡くなった妻に会わせてくれ」と。

降霊術の後、牧師は母と姉と三人で話せないかと提案。

妹は居間でテレビを見ている。

実は牧師は降霊術で罠を張っていたのだ。

それは、亡き妻のミドルネームを当てさせた時、本当のミドルネームではない名前を心で何度も念じたのだ。

すると、妹はそっちを言い当てた、本当のミドルネームではなく。

つまり確実に何かの超能力はあるが、それは降霊術ではなく、相手も妻ではなかった。

そして、妹が書いていた文章には恐ろしいことが書いてあったという。

戦争後にドイツから亡命してきた科学者が、この家に住み地下で人体実験を繰り返した。

そして実験で亡くなった人をそのまま壁の中に隠したのだという。

一人で待っている妹・・・

帰り際、牧師はエクソシストをしようと提案する。

すると地下から妹の叫び声が。

行ってみると、それは罠だった。

牧師が逃げ遅れ出口は塞がれた。

家の中で襲われる母と姉。

ダクトの奥から聞こえる妹の叫び、牧師は行ってみる。

そして何も聞こえなくなる。

母と姉も行ってみると妹が立っているが、襲ってくる。

母は鎖で縛られてしまう。

ここで姉は妹を押し倒し、口を紐で縫う。

それを見た母は悲しみ、泣き始める。

その母を、なんと、姉が刺してしまう。

ふと我にかえる姉、自分のしたことに悲しみ姉も泣き始める。

場面は変わり、精神病院で質問されているがちゃんとした受け答えになっていない姉。

姉は自分の血で書いたウィジャボードに手を乗せて降霊術を始める。

様子を見に来た先生。

その背後から妹が・・・

感想

ウィジャボードは普通にやるぶんにはただの遊びだが、彼らは自宅が墓場だと気付かずにやってしまっていたのだ。

しかも、おばあちゃんは霊感の強い人だったらしく、それは妹に遺伝したのである。

墓場で降霊してしまった相手は「声が欲しい」と妹に取り付く。

なので、ラストの解決法は「口を縫い合わせて塞ぐ」だったのです。

しかし、その時にはすでに姉に乗り移っていたので時すでに遅し。

気になった点

1.ボードがよく動く

2.偽降霊術一家

3.演出

1.ボードがよく動く

一番の問題点だと思いますが、ボードがものすごい動きます。

手を触れてなくてもアルファベットで文字を作るために動く動く。

これがなんだかリアル感を減らしていたような気がします。

しかも、新品で買ったので綺麗なのですが、こんな大量生産のボードでもいいんだと。

ボードが呪われていたわけなない、ということですね。

「呪い襲い殺す」ではボード自体が恐怖の対象でしたが、今回は違うようです。

2.偽降霊術一家

ストーリーの核は「偽の降霊術をやる一家が本物の降霊術ができるようになった」です。

なので、彼らは人一倍霊現象を疑うはずですが、結構すんなり受け入れます。

母が父と自分しか知らない事を言い当てられたからというのもあります。

しかし、相手は家に住み着いていたので家の中での出来事はすべて知っているのです。

でも偽物だったからこそ本物をすぐに見抜けたっていうのもあるかもしれません。

3.演出

「呪い襲い殺す」では霊的な存在は映りすぎず、いい感じでストーリーが進みます。

しかし、今回は妹に乗りうつる時にバッチリはっきり映ります。

そのあと妹の口が大きく開いたり白眼になったりします。

この妹の演出が結構大胆なので若干B級ホラーな感じがします。

「呪い襲い殺す」はストーリー重視、「ウィジャビギニング」は演出重視です。

まとめ

1960年代という時代背景を描き過ぎなかったのはいいところですね。

突っ込みたいところもありますが、姉と妹の性格の差はおもしろかったです。

それと、なかなかひどい母だなって思ってしまいました。

序盤で妹が「壁の中からお金を見つけた」と言ってお金を持ってきます。

母は支払いが滞っているのでわりと躊躇なくそれを使います。

そして妹に霊感があると知るとがんがん学校を休ませます。

なんて親だ。

エクソシストのシーンがなかったのは残念。

相手ががんがん暴れまわる系が好きな人にはオススメです。

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この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。