映画「貞子」(2019) ネタバレと感想 動画を撮ったら死ぬ説。

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ここでは映画「貞子」のストーリーと魅力を紹介しています。

 

貞子

動画を撮ると・・・?

 

今回は、申し訳ないですが、あまりポジティブな内容とはなりません。

傑作映画「リング」だからこそ、いつまでも消費されてしまう。

その宿命を呪ってしまう作品。

いつまで「リング」を「貞子」を消費すれば気がすむんだ。

ストーリー

クローゼットの中で育てられていた少女。

少女の母親は少女が「災い(貞子)を呼ぶ」と言い、焼き殺そうとする。

しかし、そこへ貞子登場。

少女はその場を脱出し、母親は死亡。

1人で街をさまよっている少女は保護され、病院へ。

主人公(池田エライザ)は病院で臨床心理士として働いていた。

そこに入院していたおばさん(佐藤仁美:あの「リング」では死ななかった倉橋 雅美!!)は長年入院していたが、やっと元気になって退院することになった。

その際「お礼に食事に行きたい」とストーカー気質を持っていた。

その病院へ入院することになった例の少女。

名前も何も答えないので「記憶喪失」かと思われていた。

そこへ警察が現れ、事件を知る。

少女の母親は怪しい宗教の勧誘などで団地の住民から嫌われていた。

そして焼身自殺を図り、合計5名が亡くなったという。

その件についても少女は何も語ろうとしなかった。

むしろ、執拗に質問されることに苛立ち、力を発動。

周囲のものを動すのを主人公は見てしまう。

周りからも気味悪がられる少女だが、主人公は優しく接し続けた。

病院での仕事終わり、帰ろうとする主人公。

そこへ退院したはずのおばさんが登場。

ストーカーのような行為に怯える主人公。

それを見たおばさんは逆上して捲したてる。

「なんで連絡くれないの!?私、怒ってないわよ!」

それを見ていた少女。

おばさんを睨みつける。

急にテレビがつき、井戸の映像が・・・

その正体を知っているおばさんは激しく動揺する。

井戸から登場する貞子。

テレビから這い出る貞子。

おばさんに近づく貞子。(主人公はそれを目撃する)

気が触れてしまうおばさん。

再び入院。

主人公の弟(清水 尋也)は動画投稿者として生計を立てようと目指していた。

視聴者数や再生回数を稼ぐため、より過激な動画を求めていた。

その結果、団地の焼身自殺現場へ勝手に入ってしまう。

中で大量のお札などを発見。

不意に、何かを見てしまった弟。

走ってマンションを去ってしまう。

その後、弟と連絡が取れないと知った主人公は動画の中にヒントはないか探し始める。

すると、そこには髪の長い女が写っていた・・・

動画に写っていた女と、おばさんに這い寄った女が同一人物(貞子)だと思った主人公はおばさんに聞きに行く。

すると「あれは貞子。呪いよ。」と説明する。

「まさか呪いなんて・・・」

弟の行方を捜している最中、おばさんは死んでしまう。

ベットの下で、口を大きく開け、声なき断末魔の様子で。

呪いが本物だと確信した主人公は新たな動画を発見。

そこにはうずくまって座っている弟の姿が。

場所は、伊豆大島。

島の中には祠があり、そこへ行ってみると弟がいた。

完全に気が触れている様子で。

そこへ少女が登場、多くの子供達の霊に引きづり込まれようとしていた。

それを助けた主人公。

そこへ貞子登場。

弟は貞子に連れて行かれてしまう。

その後、主人公も気が触れてしまう。

病室の隅で膝を抱えてガタガタと震える主人公。

そこへ、貞子が・・・

感想

待て待て待て。

ストーリーを書いていてもやっぱりよくわからない。

ので、わからない部分をどんどん書き出していきます。

①良かったところ。

まずは良かったところから。

それはこの物語の始まり「リング」と「リング2」で登場した倉橋雅美が登場して物語の流れを作っているところです。

覚えていますか、竹内結子と佐藤仁美が楽しげにお泊まり会をしている夜。

全てはあの夜に始まった。

その後、20年も入院してやっと退院したところでこの物語は始まる。

ここだけは最高です!

もう一度「リング」を見ないと!

②撮ると死ぬの?

今作の予告では「撮ると呪われる」と言っていますが、その方法で呪われたのは弟1人。

いや、むしろ撮ったから呪われたのではない。

今作では「呪われてしまう行動」がないのです。

元々は「ビデオを見ると呪われる」でした。

一番最近のアメリカ版「リング/リバース」でも同じ。

とにかく「見たら呪われる」のだ。

しかし、今作ではそう言った行動的な因果関係はなし。

貞子の化身である少女が「あの人嫌い」と念じると貞子が登場して殺してくれる。

それぞれのケースで検証します。

撮ったから死ぬ説

焼身自殺現場へ勝手に入り、動画を撮影。

そこで貞子を見つけてしまい、ついでに動画にも写ってしまった。

その後、気が触れてしまい、貞子に連れ去られる。

呪われた原因は「貞子を見た」or「貞子を撮った」のどちらかだ。

嫌われたら死ぬ説

20年前から貞子の呪いを知っていた。

主人公につきまとっているのを少女に見られ、睨まれる。

そこへ貞子登場。

その後、気が触れてしまい、ベットの下で死んでいるのが見つかる。

呪われた原因は「少女に嫌われた」一択だ。

以上です。

お分かりでしょうか。

呪われる原因がハッキリしません。

最後に主人公も多分死んだのだと思いますが、原因がこれでしょうか。

捨てられた過去を持つ人が死ぬ説

これは有力です。

弟も主人公も死んだことがうなづけます。

島で行われていた「間引き(子供を祠に捨て、満ち潮のときに海に流れていく)」が今作の根幹かもしれません。

(満月の夜で満ち潮のはずなのに、祠まで満ちてなかったけど・・・)

でも、おばさんはやはり単純に「嫌われたら死ぬ説」のままです。

この問題、闇が深い。

③箇条書きにします。

もう多すぎるのでツッコミ所を書いていきます。

・動画に出てくる骸骨のサブリミナル、必要?

・呪いの動画の内容を後で丁寧に回収しすぎ。

・少女はどうして貞子の化身に?

・「団地の火事」と「入院している少女」という最強に繋がっているストーリーを誰にも言わないの、なんで?

・結構な心霊現象を経験した後におばさんから「呪いだ」と聞かされた時に「まさか〜」というリアクションはおかしくない?

・満ち潮でも潮満ちてないですよ。

・ともさかりえの存在をもっとちゃんと説明して。

・病院で少女がいじめられて、能力発動した後、誰も少女を心配しない。

・主人公、服装が可愛すぎ。

・「く〜る〜、きっとくる〜」流さないのかい!

・あの自殺したOLのところ、必要?

止まらないので、この辺で。

まとめ

おい!貞子を無駄遣いするな!

と、言いたい。

日本ホラーの傑作を、あまり安売りしないでほしい。

あの「友達100人できるかな」動画とか本当にやめてくれ!

よし、もう1回「リング」見よう。

「リング」シリーズ映画

日本版

3D(2Dバージョン)

VS映画

海外版

韓国版もあるようです。

「リング・ウイルス」

画像なし

この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。