映画「ジオストーム」ネタバレと感想 これは陰謀(論)だ!

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ここでは映画「ジオストーム」のストーリーと感想を紹介しています。

 

ジオストーム

人間ってやつは。

 

全世界の天気を制御する。

からのディザスター映画。

でもストーリーもちゃんとしていて笑えるし、時代も反映している。

非常に良くできた作品でした。

ストーリー

全世界の天気を操れるシステムを主人公(兄)が開発。

その衛星群は巨大な台風を消したりと人類を救う手段となった。

兄は正義感から許可を得ずにそれを使ってしまい政府を怒らせる。

「政治家の許可を待っていたら多くの人が死んでいた。」

「政治家があれを作ったんじゃない、俺と17カ国のクルーが作ったんだ。」

いつもその尻拭いをしているのが弟だった。

しかし、今回ばかりは事情が違った。

なんと弟がシステムの責任者になったのだ。

そして兄を解雇してしまう。

3年後、システムは徐々にほころびを見せ始める。

砂漠地帯の村が一瞬で凍ったり、香港で地下が異常に熱を持ったり。

衛星の故障だろうということで専門家を宇宙へ派遣することになる。

適任者は兄以外にいない。

なんとか説得して宇宙へ行ってもらう。

地上では弟が衛星へアクセスできなくなっていた。

コンピューターが得意な優秀な部下に調べてもらう。

秘密のお願いがあると言ったら

「秘密!?政府系の?やばいやつ?まじで!やるやる!」

とノリノリ。

「これは意図的にコードが変えられていますね。」

一方、宇宙で原因を探り始めたらデータが消去されていた。

明らかに誰かが意図的に起こしたものだと兄は気づく。

政府の中で働く弟にそれを知らせるためにモニター越しに通信する。

しかし「大統領が首謀者で陰謀を企んでる」とは言えない。

会話は監視されているからだ。

そこで幼い時に兄弟で決めた暗号を使って兄が話し始める。

調べていくと大統領の陰謀である可能性が高まった。

気象コントロール衛星は2週間後にアメリカ政府から各国共同の組織に渡りアメリカの監視下を離れる。

どうしても衛星を持っておきたいアメリカは故障に見せかけあらゆる都市を破壊。

そのまま世界に君臨しようという寸法のようだ。

その間、衛星は暴走を始めあらゆる都市を攻撃し始めた。

日本、ブラジル、インド、ロシア・・・

宇宙では自爆プログラムが勝手に発動しみんなが慌てて逃げ始める。

地上では大統領だけが持っている「衛星停止コード」を弟が盗もうとする。

しかし、そのコードは大統領そのもの(指紋と目)だと気づく。

そして国務長官に相談する。

「大統領が陰謀を企んでいます、衛星を止めないといけません」

「そうかわかった、大統領を連れてくるからこの部屋で待ってろ」

すると国務長官は銃を取り出し弟を殺そうとしたのだ。

ネタバレ

実は黒幕は大統領の椅子を狙った国務長官だったのだ。

大統領は無関係。

そこで弟は大統領を誘拐しNASAへ行き、大統領のコードで衛星を停止。

それを受けて宇宙ステーションに残っていた兄が衛星を手動で再起動。

天気の暴走は止まった。

地球に帰ってきた兄と駆けつけた弟はぐっと抱きしめ合う。

感想

単なるディザスター映画ではなく、陰謀論とアクションを巻き込んだSFディザスター映画でした。

弟が大統領のSPと恋仲だったり、優秀な部下がスパイ的な任務にノリノリだったり。

笑いとパニック映画のポイントもしっかりと抑えていました。

残り1秒でシステム停止するとか、よくあるやつもちゃんと盛り込んでいます。

さすがです。

いくつかの点で振り返ってみましょう。

①面白い部下

最初に弟は自分がシステムの責任者なのにシステムにアクセスできないと知る。

しかし、誰を信じていいのかわからずサイバーテロ分野のエキスパートの部下を頼る。

「内緒のお願いなんだけどさ」

「内緒!?政府系の?やばいやつ?まじで!やるやる!」

なんて軽いノリで即参加しちゃうあたりが最高。

意図的なデータの改ざんを発見。

その後、兄からの暗号メッセージを解いてもらう。

「ゼウス計画に関するファイルを探してくれ」

「『ゼウス計画』なんて名前まじで言ってんの(笑)・・・あ、あった」

やり取りが妙に楽しい。

この部下にはもっと映画の中に食い込んできてほしかった。

②陰謀論

結局誰を信じて良いのか。

大統領が首謀者だったら、どうやって止めるのか。

今回は国務長官が裏で暗躍していた。

兄を宇宙へ送ったのも彼、弟は責任者にしたのも彼なのだろう。

そして陰謀に暗殺はつきもの。

多分二回目に見ると「ここまで手を回していたか」と感心すると思います。

③女性が活躍

女性が活躍する映画は多いが、今回は特に。

弟の彼女である大統領SPの行動力、運転技術。

コンピューターが得意な部下のコーヒー飲みながらイヤホン装着でアメリカをサイバーテロから守る技術とユーモア。

結局宇宙ステーションに残った責任者の勇気。

男がストーリーの真ん中にいるように見えるが、実は女性が大きな柱となっている。

90年代だったら全員男だった可能性もあるだけに、非常に現代的です。

まとめ

今回、大いに楽しんだのはユーモアがあったからではないだろうか。

特にラストの「メキシコ人に感謝しな」とか、丁度いい皮肉で笑えた。

大統領の「結婚しろ」も最高。

結構有名俳優も多いですが107分と短めの映画です。

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この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。