無敵の証明 映画「ハロウィン KILLS」ネタバレと感想

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ここでは映画「ハロウィン KILLS」のネタバレこみのストーリーや魅力、感想を紹介しています。

ハロウィン

KILLS

なぜ・・・死なない?

ホラー史上類を見ない人気作「ハロウィン」の最新作。

日本でもハロウィン自体がメジャーになり、馴染みも深くなったところにマイケル降臨。

すでに次作も予定されているが、今回はどんなストーリーや展開があるのでしょうか。

あらすじ

(前作からの続きでストーリーは始まります)

腹部を刺され、病院へ向かうローリー。

燃え盛る家にマイケルを閉じ込めて殺したはず・・・。

しかし、消防車が駆けつける。

その頃、とあるバーで人々が酒を飲んでいた。

すると1人の男がステージに上がり語り出す。

「数十年前、この街で悲惨な事件があった・・・」

事件の詳細を語り、みんなで乾杯する。

そう、今日はハロウィン。

するとテレビからとんでもないニュースが流れる。

ローリーの家では消火活動を続ける隊員。

床が抜け1人が地下室へ落ちてしまう。

助けを求める隊員を殺害。

さらに引き上げるために手を伸ばした隊員の手を掴み引き摺り込んで殺害。

マイケルは家から出て待ち受けていた消防隊員11名を全員殺害する。

そのニュースがセンセーショナルに報道される。

「これはハロウィンの夜にこの街で起こった事件を呼び起こします。」

脱走しているのはマイケルともう1人いるようだ。

うんざりして帰ろうとするカップル。

車に乗るとそこには誰かが乗っていた。

「マイケルよ!私の車に乗ってる!」

バーの人たちが出てきて倒そうとするが、車は走り出し事故を起こす。

運転席を見るとそこには誰もいなくなっていた。

病院ではローリーの治療が済んでいた。

そこで「マイケルはまだ生きている」と知らされる。

マイケルは自分を狙っていると確信するローリーだったが、もう1人負傷した警官が違うことを言う。

「マイケルは、本当は家に帰ろうとしているだけなんだ。ローリー、君を狙っているんじゃない。」

その頃、バーにいた人たちを中心に自警団が結成されていた。

みんなでマイケルを狩るんだと息巻いていた。

そのリーダーが病院へ行きローリーと面会する。

そこへもう1人の脱走囚人がやってくる。

実は誰もマイケルの顔を知らないため、囚人服を着ているという事で彼がマイケルだと思い込む。

群衆は暴徒と化しマイケルではない人物を追い始める。

囚人服の男は怯えて病院内を逃げ、最後には身投げをして死んでしまう。

ローリーの娘は「この人はマイケルじゃない。」と自警団リーダーに教える。

その頃、マイケルは殺しを続け、自分の家へと戻っていた。

マイケルの家は他の人が住んでいたが、マイケルは住人2人を殺害し無事家に戻る。

自警団の中でローリーの孫とその彼氏、彼氏の父親もマイケルが家に戻ろうとしていることを悟り、家に向かう。

彼氏の父親は2人を巻き込みたくないと1人で家に入っていく。

すぐに発砲音がして2人も入っていく。

父親は無残に殺され、彼氏も殺されてしまう。

危うくローリーの孫も殺されかけたがそこにローリーの娘が駆けつけくわのような農機具で背中を刺す。

まだ死なないマイケルは逃げるローリーの娘を追う。

すると、そこには大量の自警団が待ち伏せしていた。

リンチされるマイケル、銃弾も数発くらいなす術がない。

全てが終わった・・・。

そう思った時、不気味にマイケルは立ち上がり自警団を返り討ちにする。

病院でローリーは言う。

「マイケルは私と同じような人間だと思っていた、でも違う。

奴は恐怖で力をつけるとんでもないモンスターなんだ。」

端的ネタバレ

家の火事に巻き込まれたマイケルは消防に助けられ脱出、消防団員を皆殺し。

マイケルは家に帰りたいので家に帰る途中で遭遇する人物をみんな殺す。

街の住人はマイケルが生きていることを知り自警団を結成、一部は暴徒化する。

マイケルを家から誘い出してリンチして殺したかに思えたが、それでも死なずに自警団は返り討ちにあう。

そしてローリーの娘も死んでしまう。

マイケルは人間じゃなかった

感想

今までのハロウィンはシンプルに「強いマイケルの恐怖殺人」的な映画でしたが、今作では「マイケルのせいで恐怖が充満し、人々が暴徒化する」という群衆心理も描いた少し深い作品になっている。

突っ込みどころ満載ではあるが、強いマイケルに酔いしれている感じで楽しく見ることができました。

いくつかのポイントで振り返ってみましょう。

作品のテーマ

今作では「最強マイケルの怖さ」という象徴と「恐怖で暴徒化する群衆の怖さ」を両軸で描いています。

見ていて怖いなと思ったのが、群衆が暴徒化し「警察は無能だ、この街は俺たちが守る!」とマイケル殺害を公言する人を誰も止めないことです。

一応警察官が止めようとしますが、結局は大した成果もなく野放しで自警団は「マイケル狩り」を実行し、遂行します。

おいおい怖いぞアメリカと思いながら見ていました。

ただ、普通のホラー映画、殺人鬼映画と違って違う軸の恐怖を描いたのは他にはあまりなく新鮮です。

マイケルが象徴するモノ

前作までは私もローリーと同じく「マイケルはめちゃくちゃ強い人間」だと思っていました。

今作の途中でローリーの孫に2、3回腹を刺されるのですが、ほぼノーリアクションだったシーンがあります。

その時に「マイケルは無痛症(痛みを感じない病気)なのではないか?」と予想しました。

しかし、ラストでリンチされている時確実に4、5発は銃弾をくらっています。

流石に腹を刺され、銃弾を浴びて生きているのは難しいでしょう。

ということはマイケルは本当に「ブギーマン(伝説上の存在」なのだという事かもしれません。

6歳で自分の姉を殺害した時すでに純粋悪の悪魔か悪霊かわからないですが取り憑かれていたのではないか。

恐怖が多ければ多いほど強くなる、そんなパワーを持った存在になったのだという事です。

そう考えると「必ずハロウィンに復活する」という奇妙な設定も理解できます。

そもそもマイケルの動機がわからないので、意外とそう考えるのが普通だと今作を見て感じました。

ツッコミどころ

私として一番大きな「おいおい!」ポイントは、ローリーの孫が彼氏とマイケルの家に入った時です。

ショットガンを持って家に入ると住人2人の死体を見てショットガンを置き、刺さっているナイフを抜き取ります。

優しい子なんだと思います。

でも、あのマイケルがいると知っている家に入っていくのだからショットガンを離してはいけないのです。

案の定ショットガンは何の役にも立たず、何とか死体から引き抜いたナイフで数回反撃できるだけです。

あと、序盤の公園でのマイケルの殺しですが、あんなマスクを被せて吊るすとかしますかね。

あそこは象徴的なところですがどうもマイケルっぽくは感じないです。

前後の作品との関係

次回作があると知っている以上、マイケルが死なないのは承知。

あと生き残っているのはローリーとその孫、保安官2人ですね。

ちなみに、今作を見てから前作を見ると序盤のバーで医者と看護師に仮装している人がいたりして面白いです。

私はハロウィンを全作見ているわけではないですが、この三部作の繋がりは意外と面白いです。

まとめ

個人的にマイケルを応援してしまっていたのですが、私大丈夫ですかね。

皆さんはどんな視点で見ていましたか?

今作でのマイケルはとにかく強い、パワフル、スタミナがあります。

ハロウィンの特徴は人がすぐに死なないからマイケルの腕力が長時間発揮されます。

あと窓ガラスから手が出てきて鷲掴みにされるのは一つの象徴ですよね。

マイケルが人間じゃないという感じになったのですが、それを次回どう表現し、どう終わらせるのか。

楽しみです!

過去作

前作「ハロウィン」

マイケルの少年時代を描いた映画

オリジナル「ハロウィン」

この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。