映画「ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談」ネタバレと感想 久々のあのオチ!

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ここでは映画「ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談」のストーリーや魅力を紹介しています。

 

ゴースト・ストーリーズ

英国幽霊奇談

トリックを暴くはずが・・・

 

予告からは大まかなストーリーも掴みづらい。

それ故に変な期待値を持って観ないので楽しめます。

ストーリー

インチキ霊媒師などのトリックを暴いている教授。

彼が憧れていた人(以下老人)から招待状が届く。

実際に会ったその人は真逆の人になっていた。

以前は霊媒師やその類の人々をインチキ呼ばわりしていた。

しかし、彼は今や完全に幽霊を信じている。

「この三つの事件を暴いてみろ。」

教授は三つの事件の当事者に会いにいく。

1人目

廃病院で警備員をやっているおじさん。

見回りの時間まで事務所でくつろいでいるが、突然電気が消える。

見に行くと発電機のケーブルが抜かれているのだ。

ひとまずはそれを繋いで部屋へ戻ると、さっきまでテーブルにあったコップが床に置いてある。

気にしないようにしているとまた電気が消える。

またケーブルをつなげる。

また消える。

だんだん怯え始めたおじさんは見回りに行く。

すると、鍵がかかっているはずの部屋の扉が開く。

「見つけたぞ!ただじゃおかないからな!」

と中に入ると、たくさんのマネキンが。

するとドアが閉まり、出られなくなる。

パニックになるおじさんの前に現れたのは・・・

2人目

気の弱い少年。

大学に落ちたことを隠していたが、とうとう親にバレてしまった。

なんとかその事実から逃れようと親の車であてもなく運転する。

しかし、親から電話がかかってきて叱られる。

「わかった、わかった、帰るから」

と、その瞬間に何かを引いてしまう。

少年はパニックになり、しばらく走ってから車を止める。

意を決して見に行くと誰もいない・・・

そのまま逃げようと車を走らせるが、突然動かなくなってしまう。

すると、何か異様な雰囲気のものが車に近づいてくる。

そして、後部座席に乗り込んでくる・・・

3人目

ビジネスが成功し、裕福な暮らしをしている男。

妻の出産が近いため妻を病院に連れて行き、自分は家に戻る。

赤ちゃんのための部屋を見に行くと、奇妙なことが起こる。

ものが勝手に動くのだ。

そして、壁の前に血だらけの妻が現れる。

「病院から戻ったのか?」

と思った次の瞬間・・・

すぐ後に妻と子供が出産の際に死んでしまったと連絡が来る・・・

後半

それぞれの事件を検証した結果、教授は「全員が不幸な体験の末に作り出した幻覚である」と結論づけた。

それを老人に伝えに行く。

するとこう言われる。

「本当に見えているものだけが全てなのか?」

老人が皮膚を剥がし始めたかと思うと皮膚の下にいたのは出産で妻と子を亡くした男だった。

そして家の壁を破り始めると、そこには扉が現れる。

「さあ行こう」

すると、彼らは線路沿いを歩いていた。

線路脇の茂みに入っていくと、不良少年が2人。

学生時代の教授をいじめていた奴らだ。

そこへ別の男が現れる。

「お前、俺たちの仲間に入りたいんだよな?

じゃあこのトンネルの奥にある数字を全部見つけるんだ。

そしたら仲間に入れてやる。」

男は奥へ奥へと入っていく。

トンネルはだんだんと狭くなっていて、その環境にパニックを起こし発作が出てしまう。

いじめっ子2人は逃げてしまう。

教授は、どうしようもないと逃げてしまう。

そこへ、置いていかれたまま腐った男が蘇る。

教授をどこかへ連れて行こうとする。

「嫌だ、そっちには行きたくない!」

向かった先にはベッドがあった。

腐った男は教授をベッドへ押さえつけ、一緒に眠りにつく。

ネタバレ

教授は寝たきり(脳死状態)の患者だった。

妻と子をなくした男=医者

ひ弱な少年=看護師

警備のおじさん=掃除のおじさん

だったのだ。

かすかな意識の中でそういう物語を作り夢見ていたのだ。

感想

前半のオムニバス的な話の連続は飽きがこなくて非常に楽しめました。

特にひ弱な少年と悪魔の話は想像すると本当に怖いです。

後半はユーモアもあり、盛大なオチもあり、盛り沢山です。

ストーリーを書いていて「読んでいてもわからないだろな」と思いました。

いくつかのパートで振り返ってみましょう。

①それぞれの題材

3つのストーリーは霊と悪魔になぞらえています。

1つ目が霊、2つ目が悪魔だったので、3つ目に期待したのですが、また霊でしたね。

若干ポルターガイストでしたが。

特に悪魔の部分は彼の家の中も怖かったです。

キッチンでただ立っている親。

その後、部屋に入ると鍵をかける少年。

この少年の演技もまた癖があって、良い。

②好き嫌い

夢は寝たきりの教授の人の好みが現れています。

例えば医者の男は夢の中で自殺します、きっと嫌いなのでしょう。

逆に景色を変えてくれる掃除のおじさんは性格が曲がっているようには描かれていますが、物分かりは良い感じです。

看護師の男はあまりよく思っていないのか、助けのない状態に追い込んでいます。

③自殺未遂の理由

そもそも教授は自殺未遂の末に昏睡状態に陥っています。

その理由はトンネルで死んでしまった男が原因だと思います。

これは予想でしかないですが、かつて子供だった時の自分が助けなかった男。

それが最近になって見つかり、いじめっ子は上手いこと話を交わした結果「教授が殺した」ということになったのではないでしょうか?

その状況に耐えきれず、自殺してしまった。

とか。

ここは人によって意見は様々だと思いますので、話をしながら楽しみましょう。

まとめ 

非常に楽しめました。

オムニバス的な前半は怖かったですし、後半のぶっ飛び方も良かったです。

イギリス感丸出しのホラーも珍しいですね。

最近の中では一番おすすめです。

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この記事を書いた人

tetsugakuman

tetsugakuman

基本的にはダークな映画を好む。
スリラーバイオレンスホラーミステリーサバイバルSFアクションなど。